直近の情報からもGoogleは8月13日にPixel 9シリーズを正式発表する可能性が高く例年より約2ヶ月の前倒しになる可能性があります。新製品の発表時期が前倒しになるのは嬉しいところですが気になるのは標準搭載しているAndroidのバージョンです。
やはり不具合が多いPixelだからこそメジャーアップデートはリスクが多く、Pixel 9シリーズはAndroid 15を標準搭載することが出来ているのか非常に気になるところです。
今回はAndroid AuthorityがAndroid 15で追加される新機能に言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
バッテリー関連が強化される可能性。
現時点でGoogle Pixel 9シリーズのバッテリー容量に関する情報は全くない状態です。ただ早ければ今年の8月に本配信が開始する可能性があるAndroid15ではPixelの電池持ちを改善させる可能性がある新機能がいくつか発見されています。
電池持ちを改善させる可能性がある新機能 |
ディスプレイをオフにするまでの時間を自動調節 |
ディスプレイのタッチ感度をシーンに合わせて最適化 |
PMWを意識したディスプレイ輝度の自動調節 |
Android14においてもバックラウンドにおけるアプリの仕様やキャッシュの仕様を見直したことでアップデートした一部機種は電池持ちが改善していることが判明しています。
Pixel 6aやXperia 5Ⅳなどでは「タスクキル」が話題となりましたがバックグラウンドでの無駄を削除することで電池持ちの改善や発熱の抑制に貢献している可能性があるのかもしれません。
そしてAndroid15に関しては現時点では「Pixel」専用の機能になると予測されていますが「自動調節」がより強化されることで消費電力が今まで以上に抑制される可能性があります。
もちろんこれら機能はバグなしで正常に動作すればの話ですがAndroid15に変わるだけでも良くなる可能性も。またAndroid15では「急速充電」の定義が7.5Wから20Wに変更されることが判明しています。
Googleとしても「急速充電対応」と表記したいと思うのでPixel 9シリーズでは充電速度が強化されている可能性があるのかもしれません。
ハードでも改善される要素がある。
またハード面で見てもPixel 9シリーズでは電池持ちが改善する可能性があります。
ハード面の主な改善点 |
5GモデムがExynos5400に刷新で電力効率改善 |
Samsungの最新世代の4nmプロセスルールにパッケージング技術を採用したGoogle Tensor G4の採用 |
SamsungのM14を搭載でディスプレイの燃費改善 |
SoCに余裕のあるチューニングを採用 |
あくまでもハード面でみると電力効率が改善する要素は地味に多めで何よりGoogle Tensor G4はリークしているベンチマークをみる限り最大のパフォーマンスに対してかなり余裕があるチューニングを採用している可能性があります。
となれば発熱抑制はもちろん電力効率の改善にも期待することができ、あとは先ほどの話と重複しますが充電速度が仮に強化されているのであればバッテリー容量も増えている可能性があります。
少なくともGoogleの方針を見ていると充電速度だけを改善させることにあまり興味がないという印象で、バッテリーケアとのバランスをとりながらユーザビリティを意識した上で充電速度を強化しているという印象を受けます。
海外サイトによるとバッテリー容量を増やさない限りPixel 9シリーズで電池持ちが改善しないと指摘していますが、ソフト面でもハード面でも意外と改善に期待できる部分はあるのかなと思います。
とはいえよほどのことがない限り「劇的な」改善は期待できないかなと思います。