海外サイト指摘。Pixel 9で絶対改善が必要なポイント

Googleは「PixelにAIをブレイクスルーするため」と2021年に登場したGoogle Pixel 6シリーズからGoogle Tensorに移行しましたが様々な不具合に直面しています。アップデートは以前より配信時期が不安定になった上で不具合やバグが多い。

そしてハード面でみても通信面は発熱の問題などを抱えており指紋認証の認証精度も悪い。ミドルレンジモデルとはいえPixel 5a 5Gがかなり安定していたからこそSnapdragonから切り替わった時に失望したユーザーも多かった印象を受けます。

今回9To5GoogleがPixel 8シリーズからPixel 9シリーズで改善すべきポイントについて言及しているので簡単にまとめたいと思います。

電池持ちの改善。

まず一つ目としてPixel 9シリーズでは「電池持ちの改善」が必要と指摘しています。ちなみにPixel 8シリーズの電池持ちについてGSM Arenaのバッテリーテストの結果を元にまとめると以下のようになります。

電力効率があまり優れないExynosをベースにしたGoogle Tensorを搭載している限り限界があるのかもしれませんが、特に同サイトが指摘しているのはPixel 8 Proです。

今や中華メーカーの最上位モデルは5000mAh以上のバッテリーを搭載している機種が増加しているとはいえ、同じく5000mAhのバッテリーを搭載したGalaxy S24 Ultraが14時間弱でXperia 1Ⅵが17時間以上のスコアを獲得していることを考えると大きさ差があります。

Pixel 9シリーズが搭載するGoogle Tensor G4がExynosをベースにしている可能性が高いこともあり、同サイトによると単純にバッテリー容量を増加させない限り厳しいと指摘しています。

ズームエンハンスへの対応。

Googleが昨年Pixel 8シリーズを正式発表した際に、Google Pixel 8 Proは「ズームエンハンス」機能を実装することを明言。ただ現時点で実装されていない上にGoogleはいつ実装するか明らかにしていません。

ここまで来るとPixel 9シリーズで実装される可能性があり、Pixel 8 Proも後のアップデートで対応するのかもしれません。現時点でPixel 9 Proシリーズのカメラ構成に関する情報はありませんがスペックで見ればPixel 8 Proはあまり強くないのでそこまで期待出来ないです。

ただ2倍から5倍の底上げと最大距離よりも中距離撮影の強化にフォーカスしているGoogleだからこそ「ズームエンハンス」の実装はPixel 9シリーズでするべきだと指摘しています。

高速撮影への対応。

自分は単純に手持ちの個体のバグかと思っていましたが同サイトによるとPixelのカメラは連続でシャッターボタンを押すと挙動が不安定になることを指摘しています。

少なくともプレビュー画面に遅れが発生する上で最悪の場合フリーズ気味になるとしています。またレンズを切り替えたりズーム倍率を変更した際も同様の現象が発生することを指摘しています。

これはPixel 8シリーズに限った話ではないことからもPixel Cameraアプリの挙動自体をもっと改善してほしいところです。何より他社のように「バースト撮影」にも対応していないので動体の撮影という部分ではバースト撮影に対応した方が恩恵を受けるユーザーが多いかもしれません。

安定したデータ接続。

そして最後に通信接続でPixel 6シリーズ移行度々深刻な不具合を発生させています。

少なくともGoogle Tensor G2を搭載したPixel 7シリーズのタイミングで通信関連の不具合は劇的に減ったとはいえ度々深刻な不具合を出していることからも改善が必要です。

Pixel 9シリーズではExynos5400に刷新されると予測されていることからも安定性は改善する可能性がある。事前情報通り衛星通信をサポートするのであればGoogleはそこをアピールしてくる可能性がありますが、それよりも日常使う上での改善に期待したいところです。

また5Gモデムが安定すれば消費電力の抑制から発熱が抑制される上に電池持ちも改善する可能性があります。通信関連が完全にソフトの問題であればPixel 9シリーズで安定するかどうか定かではありません。

ただ今最優先で改善しなければいけない問題だと思います。