すでにGoogleが告知しているように8月13日に新製品発表会を開催してGoogle Pixel 9シリーズが正式発表される可能性があります。またこのイベントではPixel Watch 3シリーズも合わせて正式発表される可能性があるのでそれなりにボリュームになる可能性があります。
今回はGoogle Pixel 9 Proシリーズが想定以上に期待できる理由について主観的にまとめたいと思います。
ハード品質の改善。
まず一つ目の理由としてはハード品質の改善で直近の情報から判明した進化部分を確認すると以下のようになります。
想定外の進化を遂げている可能性があるスペック |
指紋認証が「超音波式画面内指紋センサー」に変更される可能性があること |
ディスプレイがSamsungのM14を採用で世界最高品質になる可能性があること |
Qi 2に対応する可能性があること |
まずGoogle Tensorに移行してからのPixelのデメリットの一つは電池持ちの悪さですがPixel 9シリーズでは事前情報通りM14を採用するのであれば発色の良さやディスプレイ輝度の改善に期待できる一方でディスプレイ自体の燃費の改善にも期待できます。
少なくともGoogleはPixel 8シリーズで高輝度モードにおけるチューニングを最適化して燃費を大幅に改善しているので、採用しているディスプレイの刷新に加えチューニングをより強化することができれば電池持ちの改善に繋がる可能性があります。
また現時点で確定的な情報はありませんが「Qi 2」に対応することです。Pixel 8シリーズでみるとQi対応の充電器だと最大12Wに対応していると言われていますがQi 2に対応すれば最大15Wに強化されることになります。
僅かとはいえ充電速度が改善するのは嬉しいところですが、一方でQi 2対応のアクセサリーが一気に増えていることを考えるとPixel 9シリーズと合わせて使えるアクセサリーの選択肢も増える可能性があることになります。
現時点で有線における充電速度は明らかになっていませんが、充電速度の遅さにディスプレイの燃費の悪さやディスプレイの明るさに指紋認証とここ近年のPixelが抱えていた問題をしっかり改善してくる可能性があります。
安定性の改善。
直近でみるとベンチマークと電池持ちという部分ではXperia 1Ⅵが話題となっており、Snapdragon 8 Gen 3搭載機種でありながらもベンチマークは170万点前後しか出ないとベンチマークが優先の人にとっては発狂ものでした。
ただ電池持ちは驚異的となっており現状フラッグシップモデルの中では圧倒的な存在です。おそらくSonyはユーザビリティを改善するためにSoCは余裕を持たせたチューニングを採用しています。
その結果電池持ちの改善はもちろん電力効率を最適化できているので発熱も抑制できている。おそらくですがGoogleも似たようなチューニングを採用しておりメインコアにCortex-X4を採用しながらもリークしたベンチマークをみる限りは120万点弱とほぼ変わっていません。
このことをからもCPUは発熱抑制や電池持ち改善のために余裕を持たせたチューニングを採用している分GPUに関してはしっかり強化した上でAIをしっかり動作するようにチューニングしている可能性。
少なくとも現行のPixelを見るとチューニングによって発熱自体はしにくくなっていますが電池持ちは微妙です。だからこそ電池持ちの改善は重要でPixel 9シリーズで今まで以上に意識してチューニングしている可能性があります。
致命的な欠陥の改善。
そして最後に5GモデムがExynos5400に刷新される可能性があることです。現行モデルはSamsungのExynos5300を統合していますがハードの問題なのかGoogleのチューニングの問題なのかモバイルデータ接続時の消費電力がめちゃくちゃ多いです。
そのため発熱もしやすく電池持ちにも悪影響が出る上に通信関連の不具合が多発するなど散々な感じになっています。仮にハードには全く問題がなくソフトの問題ならExynos5400に刷新されても改善しない可能性があります。
一方でExynos5400は衛星通信をサポートしていると言われていますが、個人的には電力効率が50%程度改善するといわれているので発熱抑制に電池持ち改善の方が期待したくなるところ。
今回は大きく3つの理由で確認してきましたがハードが強化される上でも「電池持ちの改善」に期待できる要素がかなり多いです。そのためPixel 9シリーズはAndroid15と組み合わせることで想定以上に進化しているのかもしれません。
何よりここまでの情報がでてくるとPixel 9シリーズに期待したくなります。