廉価版Vision Pro。Sony製ディスプレイの採用は見送りで大幅コストカットに

Appleは今年の始めにVision Proをアメリカのみで発売しており、第二次販売国としてシンガポール/中国/日本が選ばれ6月下旬より国内ではいよいよ発売されました。

少なくとも事前情報通りであればAppleの想定ほどApple Vision Proは売れていないと言われており、その原因の一つとしては「価格の高さ」だと言われています。そのためAppleは2025年の下半期を目標に廉価版を開発しているとの噂があります。

今回Phone ArenaによるとAppleは廉価版においてディスプレイの仕様を大きく変更する可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。

ディスプレイを変更。

今回の情報によるとAppleは廉価版Vision Proにおいてディスプレイの仕様を大きく変更する可能性があるとしています。

Vison Pro 廉価版
ディスプレイサイズ 1.42インチ 2インチ
画素密度 3391ppi 1700ppi

少なくともディスプレイサイズで見ると大型化するみたいですが画素密度に関しては半減することになります。もちろんスペックだけでは分からない部分でもありますがVison Proと比較して廉価版は精細さが大きく欠けてしまうのかもしれません。

ただ逆にVision Proは他社のVRデバイスやXRデバイスと比較して高精細過ぎる可能性もあり、廉価版である意味標準的になる可能性があると判断することもできます。

サプライヤーも変更。

またVison ProのディスプレイはSony製のMicroOLEDが採用されていますが、Sonyの問題なのか生産数が限定されているのがネック。さらにコストも非常に高価であることからもAppleはLGやSamsungなどiPhoneでお馴染みのサプライヤーに変更する可能性があるとしています。

少なくともディスプレイのスペックが落ちた上でより量産可能になればコストは大幅に減少する可能性があり、Appleが目標としている$1500前後の価格設定に近づくとも言えます。

少なくとも「VR」や「AR」デバイスを利用しているユーザーは調査結果からも全体の25%程度と言われており、さらにアメリカでみると$3499と非常に高価であることからも購入したいと思うユーザーはかなり限定的になると思います。

なのでより多くのユーザーにリーチするには価格を下げるしかない可能性があり、とりあえずスペックどうこうよりも手に取ってもらうことが優先なのかもしれません。

また一部情報によるとVision Proは独立した状態で使うことが可能ですが廉価版に関してはiPhoneやMacとペアリングして使うことが前提になるとの話もあります。

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