2023年においてSonyは日本市場向けの出荷台数が大幅減少しており、2022年モデルのイメージがあまり良くなかったことに加えXperia Aceシリーズなど廉価版が存在していなかったことも大きな要因だと思われます。
先日より発売されたXperia 1Ⅵの初動も順調に見えますが本体価格が20万円近くしていることを考えると販売台数はやはり限定的で何より重要になってくるのはミドルレンジモデルであるXperia 10Ⅵだと思います。
今回はミドルレンジモデルであるXperia 10Ⅵは本当におすすめの機種なのか主観的にまとめたいと思います。
キャリアの価格。
まず執筆時点での情報に基づいてXperia 10Ⅵのキャリアにおける価格と発売日をまとめると以下のようになります。
価格(一括) | 発売日 | |
直販版 | ? | 7月上旬発売 |
docomo | 7万4140円 | 7月5日 |
au | ? | 7月上旬以降 |
UQ Mobile | ? | ? |
SoftBank | ? | 7月上旬以降 |
直販版に関しては6月28日より予約開始となっているため、このタイミングで価格が明らかにされると思いますが、ほとんどの取り扱いキャリアは執筆時点で価格が明らかにされていません。
Xperiaに限った話ではありませんが、価格が分からないものを予約する人はかなり限定的だと思うので予約可能になった時に価格も合わせて発表した方がいいように感じます。
何より直販版に関して市場想定価格は7万円前後なので一つの可能性としては7万円以下になるかもしれませんが発売日に関してはキャリアモデルより遅いかもしれません。
おすすめしやすい機種なのか?
少なくともdocomo版の7万4000円は主観ですが高いと思います。実際に使っていて7万円でこの動作性というのはちょっと頂けないという印象を受けてしまいます。
もちろんインフレの状況などからもSonyはかなり頑張ってくれているとは思いますが7万円を出すなら他社の機種も候補に入れた方がいいと思ってしまいます。何よりXperia 10Ⅵのターゲット層は非常にシンプルでまとめると以下のようになります。
Xperia 10Ⅵのターゲット層 |
軽くて片手操作がしやすい機種が欲しい人 |
電池持ちが優秀な機種が欲しい人 |
Sonyなど国内メーカーの機種が欲しい人 |
ライトユーザーが求める電池持ちの良さや取り回しの良さにフォーカスしており、さらに簡単に綺麗に撮れるカメラのニーズを満たすためXperia 10シリーズはフラッグシップのXperiaと比較しても加工感が強めです。
さらにXperia 10Ⅵでは前モデル対比でさらにカメラの加工感が強くなっています。
何より「コスパ」が気になるオタク層がターゲットになっている製品ではなく店頭に訪れたユーザーが店員さんの接客の元で購入する感じがメインの流れになると思います。
何より分かりやすい特徴があるからこそ店員さんもアピールしやすい機種なのでライト層とマッチするかもしれません。少なくともYouTubeやブログなどでスマホの情報を収集している人にはあまり向かないかなという印象です。
少なくともスマホに「嗜好品」の側面を求めている人には向かず、あくまでも「ツール」として最低限使えれば十分と考えている人におすすめしやすいという印象です。