従来通りであればGoogleは10月に新製品発表会を開催してGoogle Pixel 9シリーズを正式発表する可能性があります。
今年は従来よりラインナップを強化することから4モデル構成になる可能性があり、初の大型モデルが追加されるGoogle Pixel Watch 3シリーズに、Pixel Buds Pro 2が発表される可能性があることからも新製品ラッシュになる可能性があります。
今回は今年の後半に登場する可能性が高いPixel 9シリーズを待つべきユーザーについて主観的にまとめたいと思います。
通信関連の不具合に遭遇したことがある人。
GoogleはコストカットのためなのかPixel 6シリーズでGoogle Tensorに移行してからSamsung製の5Gモデムを採用しています。実際のところSamsung製に問題があるのか。それともGoogleのチューニングに問題があるのか不明ですが通信関連の不具合が非常に多いです。
Pixel 6シリーズの時は単純に通信出来ない不具合が多発していた一方でGoogle Tensor G2を搭載したPixel 7シリーズではExynos5300に刷新しまして電波感度などはだいぶ安定しました。
ただGoogleのチューニングの問題だったのか電波感度を強化しすぎた結果通信状況が良くない場所だと過剰に電波を探すため発熱しやすく電池持ちも悪いという感じです。
そしてPixel 8シリーズではソフトが安定したのか不具合は減った印象がありますがそれでも他社の機種と比較すると不安定なことに違いはありません。一方でPixel 9シリーズが搭載するGoogle Tensor G4ではExynos5400を統合すると予測されています。
つまり5Gモデムが刷新されるのでより安定する可能性があります。実際のところはスペックだけで分からないので何ともですが楽しみに待つべき価値はあるのかなと思います。
電池持ちの改善に期待したい人。
先日にはPixel 9シリーズのプロトタイプを元に計測したベンチマークスコアがリークしています。実際にはどのような環境でどのように計測されたのか不明なのでスコアを鵜呑みにすることは出来ません。
ただ仮にリークしたベンチマークスコアが製品版と変わらない場合にGoogle Tensor G4のポテンシャルに対してだいぶ余裕のあるチューニングを採用している可能性があります。
事前情報通りであればGoogle Tensor G4のメインコアはExynos2400やSnapdragon 8 Gen 3などと同じく「Cortex-X4」を採用していると言われているのでベンチマークで見れば150万点を超えてもおかしくないです。
それが120万点もいかないことを考えるとCPUが最高のパフォーマンスを出るようにチューニングしていない可能性があります。事前情報通りであればPixel 9 ProシリーズはRAM16GBに強化されています。
つまりGoogle AIを強化している可能性があり、Google Tensor G4自体もCPUではなくGPUメインで強化している可能性があります。つまりCPU関連は余裕のあるチューニングを採用することで発熱を抑制しつつ電力効率の改善をメインにしている可能性があります。
Pixel 8シリーズの電池持ちは正直優秀とはいえずAIをしっかり使いたいとなっても電池持ちが不安定だとユーザビリティが下がります。だからこそGoogleも安定性の改善をメインにしている可能性があります。
カメラに拘りたい人。
現時点でPixel 9シリーズのカメラに関するリークはありませんがカメラを強化してくる可能性は非常に高いと思います。単純に考えればPixel 9は価格優先のモデルになると思うのでPixel 8から大きな進化がないかもしれません。
一方でPixel 9 Proシリーズはカメラで差別化してくる可能性があり「ペリスコープの有無」だけではないことに期待したいところです。少なくともリークしている実機画像を見るとカメラ部分の大きさからもPixel 9 Pro XLはより強化されている可能性があります。
Googleのカメラソフトに関する技術は非常に高いからこそハードにあまりコストをかけておらず、白飛びやフレアなどカメラソフトでカバーしきれていない部分も多々あるという感じです。
やはり白飛びやフレアなどが発生しやすいと写真の質が大きく崩れるからこそしっかり改善してくるのではないかなと思います。何よりカメラに拘りたいならPixel 9 Pro XLまで待った方がいいかなと思います。
今後Android15の開発が進めばリークはもっと増えると思います。個人的には安定性の部分とカメラの進化だけでも十分に待つ価値があるのかなと思います。