Sonyは従来の強い拘りを捨ててXperia 1Ⅵではディスプレイを中心により一般向けの進化を遂げています。とはいえSonyの開発者の方にお話を聞くとスペックでは一般向けになったとはいえ細部ではしっかりクリエイターと開発を重ねてきたこともありSonyの拘りがかなり詰め込まれています。
今回はめちゃくちゃ楽しみにしていたXperia 1Ⅵのスカーレットが手元にと届いたので簡単に開封レビューをしたいと思います。
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開封。
香港版と重複する部分が多いですが最初に開封をしていくと化粧箱は環境を意識したエコ素材を採用しています。
同梱物に関しては環境へ配慮してなのかコストカットのためなのか説明書くらいと全くないです。ちなみに海外サイトを参考にするとXperia 1Ⅵは最大30Wの有線充電に対応していますが65Wの充電器で充電すると僅かに充電速度が速くなることが判明しているので実際には30W以上の可能性があります。
少なくとも電池残量が0%から50%にするには30分充電するだけですが充電速度に拘りたいなら30W以上の電源アダプターを用意しておくのがおすすめで自分はAnker 45Wでいつも充電しています。
Spigen ガラスフィルム。
そして開封のタイミングで自分は必ずスクリーンプロテクターを貼ってしまうようにしています。やはり一切ディスプレイに触れていない状態で貼った方が埃や塵が入る可能性が低くなること。
今回も自分が愛用しているSpigenのガラスフィルムで最大の特徴は専用のガイド枠が同梱されていることです。
何より本体をガイド枠にはめた上でスクリーンプロテクターをただ合わせて押すだけと簡単です。
またもっと安いスクリーンプロテクターもありますがSpigenは基本2枚入りであることに加え不器用な自分にとって失敗するリスクを極限まで減らすことが出来るのが最大のメリットです。
自分のように不器用なユーザーにはSpigenのガラスフィルムがおすすめでコスパ最高だと思います。
またSonyはキャリアモデルの発売日前日にカメラの不具合とアップデートを告知しています。Sonyによるとアップデート前は7.1倍以上の撮影は実際にユーザーが設定した倍率で撮影出来ていない不具合が発生しており自分が開封レビューでも不具合が出ていた可能性があります。
正直開封レビューを作る際は何せ同時に7台の機種でサンプルを撮影していたので画角に違和感があっても自分が取り間違えたのかなと思っていましたが実際は違ったみたいです。
キャリア版に関しては実際に配信されているのか確認はとれていませんが手持ちの香港版はきています。とりあえず初期設定が終わったらまずアップデートをしてカメラの不具合を修正した方がいいです。
最低限やってほしい初期設定。
そして合わせて最低限これだけではやってほしいと思う初期設定について確認したいと思います。
一つ目としては指紋認証の認証方法でデフォルトだとセンサー部分に触れるだけで認証可能です。ただ香港版を使ってきた限りだとポケットから取り出す時や単純にXperia 1Ⅵを持った時に指紋認証部分に触れてしまいエラーが発生してしまうことが多々あるという感じでした。
さらにエラーが重なると30秒間は指紋認証を通して本体のロック解除が出来なくなるのでかなりのストレスでした。
なので自分は指紋認証の設定から押し込み式指紋認証のオプションをオンにして使っています。このオプションをオンにすることで指紋認証は電源ボタンを押さないと機能しないので誤タッチによるエラーを防ぐことができ個人的にはかなりストレスが減ったかなという印象です。
このオプションは歴代XperiaでもあるのでXperia 1Ⅵ専用ではありませんがあると助かります。そして2つ目としては画面設定から低残像設定のオプションをオンにすることがおすすめです。
従来のXperiaは固定式だったので120Hzで表示できる場合は全て120Hzで表示する感じでした。そのため燃費が悪かったですがXperia 1Ⅵは可変式120Hzに対応したのでユーザーが下手に気を使って制御するよりも低残像設定のオプションをオンにして本体に任せた方がいいです。
少なくともXperia 1Ⅵ自体の電池持ちが優秀なので120Hz表示で使っている時間が長くても今までのように電池持ちが不安定になることは考えにくく個人的に可変式の恩恵は待機状態だと思います。
海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にすると待機状態で15Hzまで下げることが可能としています。これが低残像設定のオプションをオフにした場合に待機状態でどの程度まで下がるか不明です。
ただ多くの可変式対応機種は待機状態におけるリフレッシュレートを最小限に抑えることができます。だからこそ待機状態における消費電力を抑制することができ電池持ちの改善に繋がる感じです。
もちろんオプションをオンにすることで120Hz表示にすれば残像を感じにくく目も疲れにくいです。何より下手に節電を意識してスタミナモードをオンにするなら低残像設定のオプションをオンにした方が効率的だと思います。
その他Xperia 1IIより前のXperiaから買い替えのユーザーにとっては純正のアルバムアプリとキーボードアプリが廃止になっているのでちょっとショックを受けると思います。
基本その場合はapkに逃げることになりますがセキュリティ上問題がないわけではありません。今後純正アプリが復活するとは思えないのでGoogle PhotoとGboardに慣れた方がいいと思います。
スカーレットがやばい。
次にデザインですが先日参加したイベントで実機を見て一目惚れをしていたスカーレットはやはりヤバいです。
本体上部を確認するとイヤホンジャックにマイクを搭載しており本体左側面は何もないです。
また本体下部を確認するとSIMピン不要のSIMトレイにマイクにUSB-Cを搭載しています。
最後に本体右側面を確認すると指紋認証が統合された電源ボタンに音量ボタンといつも通りです。
サイドフレームはフラット形状に加えグリップ力を強化するためにスリットが入っており独特な質感です。
香港版のグリーンと比較しても同じ質感にデザインですが色が違うだけでかなり印象が違います。
本体背面はグリップ力増加に加えカメラ撮影時の光の乱反射抑制のために独自コーティングを採用しています。
またXperia 1Ⅵは前モデルと比較してカメラフレーム部分も本体のカラバリと統一しています。スカーレットの場合はカメラフレーム部分が光の反射によってはゴールドっぽく見えます。
自分はXperia 1Ⅴでカーキグリーンを使っていたこともありましたがXperia 1Ⅵのグリーンはそこまでデザインに新鮮味を感じませんでしたがスカーレットになってやっと新鮮味を感じました。
何よりスカーレットはめっちゃかっこいいという感じでXperia 5Ⅲのフロストシルバー以来の感動です。
本体サイズにちょい不審な点。
ただ一方でいつも愛用しているalumaniaの公式サイトで本体サイズの衝撃的な情報が判明しました。同社は本体にぴったりなケースを開発するためにCADを元にケースの開発をすすめることはなくあくまでも実機を入手して実機をしっかり計測してから開発に着手とかなりの拘りがあります。
そしてここでちょっと不可解なのがカタログスペックと実測値にかなりの差があることです。
比較 | 公式スペック | 実測値 |
Xperia 1Ⅴ | 約165x約71x約8.3mm | 164.7×70.9×9.07mm |
Xperia 1Ⅵ | 約162x約74x約8.2mm | 161.9×74.7×8.42mm |
公式サイトにおいてXperia 1Ⅵの本体サイズは約162x約74x約8.2mmに対して同サイトが計測した実測値は161.9×74.7×8.42mmなので細かい部分ですがちょっと見え方が変わります。
公式サイトにおいてはあくまでも「約」となっているので間違いとは指摘出来ないかもしれません。ただ約だったら四捨五入程度かなというイメージを持つ人が多いですが実測値をみる限りSonyのカタログスペックは四捨五入ではなく横幅と本体の厚みの印象が変わってきます。
ちなみに実測値を元に本体サイズを四捨五入すると162x75x8.4mmになるのでだいぶデカく感じます。
同社も指摘していますが何の基準を持って本体サイズのスペックを決定しているのか分からないです。やはりこの価格帯の機種になるとスペックも重要視しているユーザーも多いと思うのでより正確なスペック表記にしてほしいところですがSonyにどのような意図があるのか不明で何ともです。
ただ実際に持った印象として直近までvivo X100 Ultraを使っていたこともありかなり軽いです。スクリーンプロテクター込みでほぼ200gという感じで他社の最上位と比較すること軽いです。
また横幅も75mmなので自分の手の大きさだと快適に片手操作ができる横幅という感じではありません。ただ他社と比較すれば抑制されていることに加え軽いからこそ自分の手でギリギリという感じです。
ちょっと本体サイズの表記は腑に落ちないですが他社と比較すれば取り回しはしやすいです。ただ既存のXperia 1シリーズと比較すると持ちにくいので店頭で触った方がいいと思います。
純正ケースも購入。
最後に純正ケースもスカーレットに合わせて購入したので確認していきたと思います・
基本デザインとしてはXperia 1Ⅴの純正ケースと同じで側面部分のカバー面積がより増えたことです。以前のデザインはほとんどカバーされていませんでしたが昨年からは側面の4割近くカバーしています。
ただこれ以上カバー範囲を拡大すると持ちやすさに影響すると思うので絶妙なんだと思います。
また従来のデザインと異なりスタンドは横置きに加え縦置きも可能と汎用性が改善しています。ただ注意点としてスタンド部分は指をひっかけることを想定して作られていません。
そのためスタンド部分に負荷がかかると破損防止のためにスタンド部分が外れる仕様です。
また本体を横持ちにした際にグリップしやすいようにスタンド部分はちょい盛り上がっておりケース自体も本体と同じような質感でグリップ力が高く光の乱反射防止仕様となっています。
またXperia 1Ⅵで新たに採用されたのがストラップホールでかなり汎用性が改善すると思います。さらにリングストラップが同梱されており落下防止のためにバンカーリングのようにも使えます。
またリングストラップをスマホショルダーと接続することで首掛けや肩がけなども可能です。デザイン的にはXperia 1Ⅴの時からあまり進化はないですがケース自体の付加価値は増した印象です。
あとはやはりスカーレットのデザインが良すぎなのでalumaniaのバンパーケースを待ちます。当面はDeffのバンパーケースもしくは純正ケースを気分に合わせて使い分けをした上で本命のalumaniaのバンパーケースを購入したら愛用していきたいと思います。
まとめ。
今回はXperia 1Ⅵのスカーレットが発売されたのでざっくりと開封レビューをしてみました。何より待った甲斐があった感じでこのスタイリッシュさは上半期に出た機種の中でトップクラスだと思います。
あとは今後使っていて不具合やバグなどがあればまた別途まとめていきたいと思います。