少なくともdocomoオンラインショップにおいて初登場とはいえ無事1位を獲得したXperia 1Ⅵですが価格帯やターゲット層を考えると実店舗よりもオンラインでの売り上げ構成比がどんどん高くなってもおかしくないです。
そのためBCN+Rランキングにおいて前モデル対比で苦戦しても個人的には問題ないかなと思っています。今回はXperia 1Ⅵの直販版がようやく発売になるのでXperia 1Ⅵが他社の機種と比較して絶対的に優れている部分について改めてまとめたいと思います。
圧倒的なスピーカー。
Galaxy S24 Ultraとの比較動画を見て頂くのが分かりやすいと思いますがXperia 1Ⅵの絶対的な強みの一つ目としてスピーカーです。音量50%程度で比較すると他社の方が音量がデカいこともあり聞こえやすく分かりやすいスピーカーに感じます。
一方でXperia 1Ⅵの場合は音量をあげても音のバランスが崩れにくく音の輪郭もはっきりしていることからも臨場感がかなりあります。SonyはXperiaのスピーカーにかなりガチでXperia 1Ⅳの頃からはサラウンド感が強めになりユーザーによっては音が篭って聞こえるようになった。
ただXperia 1Ⅵではサラウンド感を意識しつつも音全体のバランスが上手くまとまった結果こもったように聞こえにくくなり、デュアルフロントスピーカーを搭載していることからもユーザビリティは他社の機種と全く違います。
今や多くのユーザーはイヤホンを使うことからもスピーカーにあまり積極的なメーカーはあまりない印象です。ただその中でもSonyはしっかり拘りを持って開発しており、自分のようにイヤホンよりスピーカーを使うユーザーからすればかなり重宝する機種です。
イヤホンジャックを搭載していることももちろんオーディオ性能にしっかり拘りたいならXperia 1Ⅵがおすすめです。ちなみに音量をかなり大きくしても他社と比較すれば本体の共振がかなり抑えられているのもポイントです。
動体の撮影。
Xperia 1Ⅵでは従来3つあったカメラアプリを一つに統合して他社のようにシンプルなUIに変更されています。個人的には従来のPhoto ProのUIに慣れていたからこそXperia 1Ⅵの「プロモード」のカメラUIはまだ違和感があります。
またマニュアル特化からオート特化に変更した弊害の一つとしてバーストモードが非常に使いにくくなったこと。従来はオートモードでも使うことができましたが新しいカメラアプリでは「プロモード」限定の仕様となっています。
自分は歴代Xperiaで愛用していた機能なので使いにくくなったのは残念ですが相変わらず「動体の撮影」に強いです。他社でも動体の撮影をアピールしていたりモーションフォーカスのような機能もありますが実際に撮ってみるとブレやすいです。
Xperia 1Ⅵは瞳フォーカスの恩恵が大きいのか顔がぶれにくいからこそ撮れる写真の質が高く感じます。一方で自分が今まで使ってきた機種の中で動体の撮影に強いのはPixelでおそらく顔フォーカスの恩恵が大きいと思います。
ただPixelはXperia 1Ⅵのようにバースト撮影に非対応なのでシャッターチャンスを取り逃がしたくない時はXperia 1Ⅵの方が汎用性が高い。そしてAIを分かりやすく使用して動体撮影を強化したのがHUAWEI Pura70 Ultraです。
何より動体の撮影の強さにはまだまだアドバンテージがあると思います。
電池持ちの良さ。
そして最後に3つ目として現状では圧倒的な電池持ちです。常時節電モードのようなチューニングなので当たり前との声もありますが、スタミナモードにすれば電池持ちはもっと改善します。
GSM Arenaが公開しているバッテリーテストランキングにおいては歴代2位となっており当面は抜かされない可能性があります。可能性があるとすればiPhone 16 Pro Maxもしくは今年の後半から来年の初頭にかけて登場する中華メーカーのフラッグシップという感じ。
iPhone 16 Pro MaxはA18チップによると電力効率改善+バッテリー容量の増加でワンチャンあり中華系は6000mAhを超える大容量バッテリーを搭載してくれば可能性があるという感じです。
少なくとも自分の使い方であれば3日は充電なしでギリギリ持つという感じでゲームをやらず動画やオーディオ主軸の人間からすればフラッグシップモデルとしては信じられないくらい電池持ちがいいです。
Xperia 1Ⅵの「直販版限定スカーレット」に関しては2ヶ月待ちになっており気になる人は早めに予約しておいた方がいいくらいです。この感じだとどんどん納期が伸びる可能性もあります。
何よりこれから真夏を迎える中で発熱がどうなるのかじっくりと使っていきたいと思います。