Xperia 10Ⅵ。オタクに興味を持たれなくなった時が本当の始まりかも

国内では7月上旬以降の発売予定となっているXperia 10Ⅵですが大手キャリアではすでに予約を開始しており、直販版に関しては6月28日より予約開始予定となっています。

すでに香港版を購入して短期間使っていますが、ターゲット層は非常にシンプルかつコスパがいい機種と比較すれば限定的のようにも感じます。今回Xperia 10Ⅵはオタクから興味を持たれなくなった時が本当の始まりだと思うのでまとめたいと思います。

進化したけど物足りない。

少なくとも前モデルと比較すると電池持ちこそは悪化しましたが屋外ではより見やすくなったディスプレイに分かりやすいカメラの搭載にスピーカーの強化と着実に進化していることを実感することができます。

ただこれが同価格帯のライバル機種となるPixel 8aやGalaxy A55 5Gなどと比較すると見劣りする部分が多いと思います。自分がやはり一番気になる部分としては動作性でSnapdragon 6 Gen 1のパフォーマンス不足なのか60Hz対応だからなのか不明ですが「もっさり感」を感じます。

ただこのもっさり感も今使っている機種によって印象が異なるところで、自分のようにパフォーマンスが高いPixel 8aからハイエンドモデルを中心に使っている人と普段中価格帯の機種を使っている人では印象が違うと思います。

少なくとも今年の上半期においては「コスパ」がいいと言われるミドルレンジモデルがより多く登場している中でXperia 10Ⅵはスペック的に分かりやすい部分もなければ価格的にも見劣りするので「コスパ」がいいと評価されるのは厳しいのかもしれません。

ただこれはあくまでも自分のようなオタクが評価した場合であることに留意する必要があります。

オタクから興味を持たれなくなった時が始まりかも。

うろ覚えで申し訳ないですがAQUOS Senseシリーズは出来るだけオタクに興味を持たれないように開発しているとの話を聞いたことがあります。またOppoに関しても近年Oppo Reno Aシリーズを出せばネットでは否定的な声が非常に多い。

ただOppoによるとネットの声とは裏腹に市場の売り上げは悪くないことを明らかにしています。つまり「ネット」の声や「オタク」の声は時と場合によると思いますが極一部の意見にすぎず多くの場合は参考にならないと判断した方がいいのかもしれません。

少なくとも自分はオタクなのでスマホに求めることが非常に多いです。そのためXperia 10Ⅵの良さを完全に理解することは難しいと思います。一方でXperia 10Ⅵは「ライトユーザー」をターゲットにしている可能性が高い。

またライトユーザーの多くは実店舗を訪れた上で店員さんの接客の元で機種選びをする可能性があります。そうなった時に店員さんが説明しやすい機種の方が売れやすくユーザー自体もその特徴を理解しやすいと思います。

やはり良さを伝えるには出来るだけシンプルな方がよくXperia 10Ⅵは電池持ちがよく軽くて持ちやすいことです。多くのライトユーザーが求めるニーズを満たした上で「Sony」というブランド力もあります。

少なくとも自分は店頭で買いたいとも思わないし店員さんの接客も不要だと思っているのでXperia 10Ⅵのターゲット層から完全にはずれていることになります。

何よりオタクがどんなに頑張って評価しても本当のターゲット層に上手く伝わることがなければどんなに批判しても意味がないのかもしれません。そう考えるとXperia 10シリーズはオタクからの興味がなくなった時が本当の始まりなのかもしれません。

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