先日にはPixel 9シリーズのプロトタイプで計測したAnTuTuのベンチマークスコアがリークしています。少なくともリークしたスコアはプロトタイプであることに加え平均値でもないため何ともですが現行シリーズからほとんど変化していないことが判明しています。
今回GSM ArenaによるとGoogle Pixel 9 Pro XLのベンチマークスコアが新たにリークしたと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
ベンチマークがリーク。
今回GeekBench 6においてGoogle Pixel 9 Pro XLのスコアが掲載されていることが判明したとしています。上記の画像からも「Android14」を標準搭載していることに加えGoogle Tensor G4にRAM16GBに対応していることを確認できます。
まず注意点としてPixel 9シリーズはAndroid15を標準搭載して発売される可能性が高いことからも今回のスコアはプロトタイプの可能性が非常に高く最適化もされていない可能性があります。
シングルコア | マルチコア | |
Pixel 8 Pro | 1751 | 4384 |
Pixel 9 Pro XL | 1378 | 3732 |
現にPixel 8 Proのスコアの一例と比較してもかなり見劣りしており最適化が不十分である裏付けとも言えます。ちなみに機種にもよりますがSnapdragon 8Gen 2搭載機種はマルチコアが5000くらいが一つの目安でSnapdragon 8 Gen 3搭載機種は6000が一つの目安という感じです。
今までのGoogleのチューニングやGoogle Tensor G4のアーキテクチャを考慮すれば、おそらくですがSnapdragon 8 Gen 2と同程度の5000前後になるのかなと思います。
何よりこのスコアを見て批判するユーザーが増えると思いますがリークしているベンチマークにおいてスコアほど役に立たないものはありません。
無印との差別化がひどい。
また今回の情報によるとPixel 9のベンチマークスコアも確認がとれたとしています。上記の画像からもAndroid14を搭載していることからPixel 9 Pro XLと同様に最適化は不十分だと思うのでスコアは参考になりません。
一方で気になる部分としてはRAMで8GBであることを確認することができますが、先日のプロトタイプからもRAM12GBとも言われておりどちらが正しいのか不明です。
ただ仮にPixel 9のRAMが8GBの場合上位モデルは全てRAM16GBになる可能性があることからだいぶ差別化されていることになります。少なくともPixel 9 ProシリーズでRAMを強化している理由の一つとしてはAIのオフライン処理を強化するため。
このことを考えるとPixel 9はRAM不足で十分に強化出来ない可能性があり、何方かと言えばPixel 8aやPixel 8寄りの存在になるのかもしれません。そうなってくるのであればPixel 9を買わずともPixel 9 ProやPixel 8で十分という流れになってくるのかもしれません。
先日より配信された6月のFeature DropにおいてPixel 8とPixel 8aはついにGemini Nanoが統合されましたが、Googleの発表によるとPixel 9シリーズでは第2世代のGemini Nanoが統合されることを示唆しています。
こうなってくるとPixel 9のRAMが8GBの場合第2世代のGemini Nanoすら十分に活かすことができるのか気になるところです。