嬉しい進化?Xperia 1Ⅵでのカメラアプリが刷新された理由は大人の事情

SonyはXperia 1Ⅵで従来3つあったカメラアプリを一つに統合しています。少なくとも写真や動画をオートで撮る上では他社のようにシンプルなUIに変更されたことで多くのユーザーにとって使いやすくなったと思います。

今回はSonyがXperia 1Ⅵでカメラアプリを刷新した理由について噂をもとにまとめたいと思います。

カメラアプリが刷新した理由。

Sonyはクリエイター向けかつクリエイターと共に開発してきたのが現行シリーズのコンセプトだとしており、これはXperia 1Ⅵでも継承されているからこそ命名規則を変更することはしなかったことを明らかにしています。

ただクリエイターがより使いやすいようにとPhoto ProやVideo ProなどαシリーズのUIを継承したカメラアプリを開発してきましたがXperia 1Ⅵでは実質廃止になっています。

一方で今回正式発表前に記事が公開され話題となった某サイトの魚拓を確認するとカメラアプリが刷新された理由について推測しています。

カメラアプリが変更された理由
表示解像度が変更されたからPhoto Proを継続出来なくなった可能性
アスペクト比が変更され最適化が難しくなった

Sonyが断言しているわけではないので、あくまでも「推測」に過ぎませんがXperia 1Ⅵでカメラアプリが統合された理由としてディスプレイのアスペクト比や表示解像度の変更からもPhoto Pro/Cinema Pro/Video Proのそれぞれを最適化する余力がなかったからこそ一つに統合したと考えることができます。

少なくとも一般ユーザーから見ればプロモードでも使いやすくなったと思いますがαユーザーからすればPhoto ProのUIと大きく異なることからも使いにくくなった可能性もあり、これが本当にクリエイター向けの進化なのかと言われれば微妙なところです。

またSonyとしてはYouTubeショートやTikTokなど縦動画が主流になってきたからこそコンテンツが見やすく撮影しやすいように進化したと言われていますがPhoto ProやVideo Proも縦UIに対応していたことを考えるとそこまで問題がなかったように感じます。

実際のところは不明ですが業界を知る著名人が推測していることを考えるとカメラアプリの統合は「大人の事情」の側面が強かった可能性があります。

α離れが加速する可能性。

少なくともXperia 1Ⅴでは全画角でリアルタイムトラッキング機能やバースト撮影に4K/120fps撮影に対応。さらにCreative LookやS-Cinetoneへの対応などαユーザーからのフィードバックをもとにエッセンスを取り込んだ集大成という感じでした。

ただXperia 1Ⅵでは表示解像度がFHDに変更されたことで今までの4Kで撮影した写真や動画をスマホ本体で確認することが出来なくなった上にカメラUIを一般向けに変更しており「バースト撮影」はプロモードに収めるなど従来のαシリーズの良さがどんどん奥に引っ込められている印象を受けます。

Sonyによると他社のようにスマホらしい加工をしないのか?という質問に対してαシリーズの色味に寄せていることを明らかにしていますが、その影響のせいか白飛びしやすいなどデメリットになっている部分もあると思います。

来年はどうなるのか不明ですがXperia 1Ⅵで見るとαシリーズのエッセンスはとりあえず継承しているけどユーザーが使いやすいように全面に押し出していないことから今後はα離れが加速するかもしれません。

ただユーザーにとっては中途半端にα寄りはXperiaのカメラが完全にスマホ向けに進化した方が分かりやすいのかもしれません。ここまできたらスマホとしての完成度をどんどん底上げして他社の機種と真っ向勝負できるように進化してほしいところですよね。

 

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