9の登場で真価を発揮。Pixel 8aは間違ったタイミングで登場した良機種

昨年登場したGoogle Pixel 7aと比較すると5月中旬より発売されたGoogle Pixel 8aはあまり反響がないという印象です。これは廉価版が欲しいユーザーがPixel 6aやPixel 7aを購入したことで買い替えのタイミングではないことが影響しているのか。

それともPixel 8a自体にあまり魅力がなく動きがないのか不明という感じです。今回9To5GoogleがPixel 8aとPixel 9の関係性について言及していることが判明したのでまとめたいと思います。

やはり厳し目の評価。

アメリカにおいては日本と異なりGoogle Pixel 8aの価格は据え置きになっています。ただPixel 8シリーズや型落ちとなったPixel 7シリーズが販路を関係なく見れば頻繁に割引されていることからも廉価版よりフラッグシップの方が安く購入できるという逆転現象が発生しています。

このことからもPixel 8シリーズを安く購入した方がいいと評価するサイトが多く同サイトにおいても一緒です。

1ヶ月の大部分でPixel 8aをメインデバイスとして使用したので、Pixel 8の迫り来る影なしでPixel 8aを測定するのは本当に困難でした。Aシリーズを絶えず改善したGoogleに拍手を送りますが、すべての漸進的な改善により、通常のPixelフラッグシップラインナップの肩に座っているフリンジデバイスになりました。

間違いなく過去最高のaシリーズであることに違いはありませんが、フラッグシップに近づくことでPixel 8aの自体の価値がどんどん下がっていることを指摘しています。

Google Tensorを搭載したPixel 6aの登場以降指摘されていることですがフラッグシップモデルとaシリーズの境界線が曖昧になりつつあります。また価格差はもちろんあるとはいえ世代を重ねるごとに高価格化していることから以前のaシリーズのようそこそこのスペックだけど安くてカメラが強いという分かりやすさはなくなってきていることに違いはありません。

Pixel 9の登場によって変わる。

ただ同サイトによると今年の後半にPixel 9シリーズが登場することで、Pixel 8aはもう少し長らくぶらぶらする可能性が高いため購入するのに最適な「エントリーモデル」になると議論できる余地はあるかもしれないとしています。

このことからもPixel 8aは間違ったタイミングで出てきた素晴らしい機種と評価しています。確かにPixel 8aで見ればベースとなっているPixel 8とデザイン的にスペック的にも価格的にも非常に似ていることから差別化出来ていないです。

またaシリーズは上半期に登場することからもフラッグシップが発表されてから約半年後に発表という流れになります。つまりフラッグシップの無印を購入したユーザーからすれば半年後には焼き直しされたより価格が安い無印が登場するという流れになります。

これだったら逆に新製品の発表イベントを年に1回にした上でフラッグシップでaシリーズを同時に発表した方が分かりやすいのかもしれません。廉価版であればSoCが同世代である必要もなく分かりやすくコストカットされている方がユーザーもより選びやすくなると思います。

事前情報からもGoogle Tensor G5ではRAM16GBがSoCに統合されているとの話です。つまり今の戦略を継続した場合Pixel 10aはRAM16GBになる可能性が高く今のような気軽な価格で購入できる機種ではないかもしれません。

少なくともGoogleはaシリーズのあり方を見直す必要性があり、このまま惰性で出すとラインナップがよく分からないと批判の種になるだけのようにも感じてしまいます。

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