6月7日より大手キャリアからいよいよ発売となるXperia 1Ⅵですが前モデル対比でキャリアモデルと直販版のタイムラグがしっかり改善したこと。さらに直販版にようはストレージオプションが追加された上で限定色が2色も用意されたことからYouTubeのコメント欄を見ていると直販版を予約したとの声が多いように感じます。
今回はXperia 1Ⅵの香港版を使ってきてこれだけで最初に設定して欲しいオプションについて主観的にまとめたいと思います。
指紋認証の設定。
多くのフラッグシップモデルは「画面内指紋センサー」を搭載している中でXperia 1Ⅵは電源ボタンに指紋認証が統合されています。今やフラッグシップで本体の側面に指紋認証を搭載しているのは一部折畳式機種と限定的になっています。
画面内指紋センサーと比較するとアクセサリーとの相性を気にする必要もなく多く機種が対応している「光学式画面内指紋センサー」と比較すれば認証速度にも大きな差はなく何より認証のしやすさは側面搭載の方が圧倒的にしやすいと思います。
ただここで一つ問題なのがセンサーの反応が良すぎること。例えばポケットから出す時にセンサー部分を登録していない指でちょっとでも触れるとすぐにエラーが発生してしまい一定回数エラーを重ねるとしばらくの間セキュリティ保護の観点から指紋認証が使えなくなります。
個人的にはこの挙動がかなりストレスに感じるので生体認証の設定から「押し込み式指紋認証」のオプションをオンにしています。初期設定であればセンサー部分に触れるだけで認証をすることが出来ますが使い方によってはエラーが多発する。
一方でこのオプションをオンにすると電源ボタンを押さないと認証が出来ないようになるためエラーが起きる確率はかなり減ります。これは別にXperia 1Ⅵのみ対応しているオプションではなく歴代Xperiaも対応しているので目新しさはありません。
個人的にはこれをオンにするだけでストレスがかなり減りました。ちなみにですがXperia 1Ⅵの指紋認証は超音波式ではないので濡れた手などでは認証は出来きず、ここは良くも悪くも前モデルから変わっていません。
スタミナモードはもう不要。
そしてもう一つ合わせて設定して欲しいのが「低残像設定」です。従来のXperia 1シリーズは電池持ちが悪いことに加え発熱がしやすいことからも「低残像設定」をオンにせず使っていたユーザーもいると思います。
またユーザーによってはスタミナモードを使っていたと思いますが、Xperia 1Ⅵの大きな特徴としてはフラッグシップモデルの中ではトップクラスの電池持ちを実現していることです。
多くのユーザーにとっては十分に1日は持つと思うのでスタミナモードにして節約する必要はないかなと思います。そしてXperia 1Ⅵでは可変式120Hz表示に対応しているので「低残像設定」はオンにしておくのがおすすめです。
簡単に言えばユーザーの使い方に合わせてリフレッシュレートを調整してくれます。低残像設定をオフにした場合待機状態でも60Hzに固定されるのか定かではありませんがオンにした状態だと15Hz程度まで下がることが判明しています。
動画視聴の場合は基本60Hzに固定されるため気にする必要はありません。ただ待機状態における電力効率はオプションをオンにしていた方がむしろ効率的な可能性もあります。
ChromeやXでバンバンスクロールして使う人は最大120Hzで表示されるようになるため消費電力が増えますが、待機状態がメインで動画視聴などがメインの人は逆にオンにしておいたほうが消費電力を抑制できる可能性があります。
何より60Hzか120Hzで体感が全く異なり残像の感じ方も違うので、見やすいディスプレイに進化したからこそより快適に使えるようにオプションはオンにしておいた方がいいと思います。