Pixel 9のベンチマーク判明。これは電池持ち改善に期待できるかも

先日にはロシアのサイトが今年の後半に正式発表が予測されているPixel 9シリーズの精細な実機画像を公開していることが判明しています。少なくともPixel 9は従来通り光沢仕上げですがPixel 9 Proシリーズはマット仕上げを採用していることからも質感に大きな差があることを確認できます。

今回Phone ArenaによるとGoogle Tensor G4を搭載したPixel 9シリーズのベンチマークに言及しているのでまとめたいと思います。

ベンチマークが判明に。

今回の情報によると先日実機画像を公開したロシアのサイトがGoogle Pixel 9シリーズのベンチマークスコアを公開していることが判明したとしています。

アーキテクチャ Tensor G3 Tensor G4
メインコア Cortex-X3(2.91GHz)x1 Cortex-X4(3.1GHz)x1
ミドルコア Cortex-A715(2.36GHz)x4 Cortex-A720(2.6GHz)x3
高効率コア Cortex-A515(1.70GHz)x4 Cortex-A520(1.95GHz)x4

Google Tensor G3に関しては9コア構成とちょっと異質でしたがGoogle Tensor G4ではオーソドックスなオクタコア構成になることを確認できます。またアーキテクチャも全て変更されていることを確認でき全体的にはクロック数が上昇しています。

ちなみにGoogle Tensor G4はSamsungの第3世代4nmプロセスルールを採用した上で、Exynos2400と同じく新しいパッケージング技術の採用と従来と比較してSoC自体がより薄型化すると予測されています。

その結果Google Tensor G3と比較して消費電力を抑制することが可能になり発熱や電池持ちが改善する可能性があると期待されています。

スコアはそこまで重要ではない。

また今回の情報によるとAnTuTuのベンチマークの結果も共有しています。上記の画像で見れば右側からPixel 9/Pixel 9 Pro/Pixel 9 Pro XLの順番となっています。

おそらくプロトタイプで製品版と異なる可能性が高いのでスコアはほぼ参考になりませんがPixel 9 ProシリーズはPixel 8 Proのスコアとほぼ一緒という感じでPixel 9はPixel 8よりちょっと低いという感じです。

今回の情報では端末がどのような状態でベンチマークを回したのか不明なので何ともですが内部温度が40度以下になっていることを確認でき、仮に今回のスコアが製品版に近いのであれば本来のパフォーマンスに対してだいぶ余裕を持たせたチューニングが採用されている可能性があります。

Googleはベンチマークでハイスコアを獲得するようなチューニングをしていないことを明らかにしており、Google Tensor G3を搭載したPixel 8シリーズで見ても発熱を可能な限り抑制するためのチューニングをしていることを確認できます。

そのためゲーム用途には向かないですがAIのオフライン処理はしっかりできるように仕上げています。何よりGoogle Tensor G2の時のように2世代にわたってメインコアが継続採用だったら残念と思っていたのでGoogle Tensor G4でCortex-X4に刷新されているのは嬉しいところです。

Xperia 1Ⅵのように電池持ちを改善させるためのチューニングをしてくれた上で最大の特徴であるAIがしっかり処理出来るようになっていれば嬉しいところです。

 

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