今年はNothing Phone (2a)やRedmi Note 13 Pro+など一括価格で見ればGoogle Pixel 8aより安く魅力的な選択肢が増えたこともあるのか、昨年のPixel 7aと比較するとあまり注目度が高いという印象は受けません。
とはいえ積極的にCMを流していることに加え大手キャリアが共通して扱っていることからもターゲット層になっているライトユーザーからの認知度も上がってきた上で購入しやすい環境とアドバンテージがあることに違いはありません。
今回GSM ArenaがGoogle Pixel 8aのディスプレイテストの結果を公開していることが判明したのでまとめたいと思います。
コスパ機種の中では最強クラス。
Google Pixel 8aの大きな特徴の一つとしては、Pixel 8と同じく120Hz表示に2000nitsのピーク輝度に対応したActua Displayを搭載していることです。単純に考えればPixel 8と同程度の品質になると考えることができますが、今回同サイトがディスプレイテストの結果を公開したのでまとめると以下のようになります。
手動調節 | 自動調節 | |
Pixel 8a | 755nits | 1508nits |
Redmi Note 13 Pro | 530nits | 1331nits |
Redmi Note 13 Pro+ | 486nits | 1283nits |
Poco F6 Pro | 508nits | 1203nits |
Xperia 10Ⅵ | 660nits | 1010nits |
Galaxy A55 | 446nits | 1010nits |
Nothing Phone (2a) | 664nits | 981nits |
国内で見るとコスパが良いと言われているPoco F6 Proなど比較しても圧倒的に明るいことを確認することができ、同価格帯のXperia 10Ⅵなど比較してもPixel 8aのディスプレイ輝度が明るいことを確認することができます。
ちなみに同サイトによると懸念点として手動調節におけるスライダーで、80%の明るさに設定した場合は200nits程度しか出ておらず90%の明るさに設定した場合で300nits以下の明るさ。
そして90%以上の明るさにすることでようやく755nitsに近づくとしており、仮にディスプレイの明るさを調節する場合は90%が起点になると考えた方が分かりやすいのかもしれません。
フラッグシップにも遜色なし。
合わせてフラッグシップと同様に比較してみると以下のようになります。
手動調節 | 自動調節 | |
iPhone 15 Pro | 845nits | 1787nits |
iPhone 15 | 806nits | 1643nits |
Pixel 8 Pro | 954nits | 1600nits |
HONOR Magic 6 Pro | 774nits | 1578nits |
Pixel 8a | 755nits | 1508nits |
vivo X100 Pro | 575nits | 1472nits |
Galaxy S24 Ultra | 755nits | 1447nits |
Pixel 8 | 1001nits | 1446nits |
Galaxy S24 | 785nits | 1401nits |
Xperia 1Ⅵ | 792nits | 1310nits |
Oppo Find X7 Ultra | 811nits | 1165nits |
Xiaomi 14 Ultra | 710nits | 1281nits |
流石にPixel 8 Proには敵いませんがPixel 8aはかなり健闘していることを確認することができます。またOppo Find X7 Ultraは最大4500nitsのピーク輝度をアピールしていますが実際のところはPixel 8aの方がよほど明るいディスプレイを搭載していることになります。
ディスプレイ輝度が最強クラスのiPhoneには劣りますがAndroidの中ではかなり優秀な方で、フラッグシップよりも明るく見やすいディスプレイを提供していることを考えるとすごいです。
ただ先ほどのスライダーの話とも重複しますが、おそらく自動調節でも中途半端な照度の場合はMAXにすることはないと思うので結果平均値は低い可能性が高いので全体的に見ればGalaxy S24 UltraやXperia 1Ⅵの方が明るいと感じかもしれません。
電池持ちの悪さに直結している可能性もありますが意外にも長所はめちゃくちゃ強かったことになります。