すでに海外サイトがGoogle Pixel 8aのバッテリーテストの結果公開しており、Google Tensor G3を搭載したPixel 8シリーズの中では本当に僅かとはいえ一番電池持ちが良いことが判明しました。
とはいえPixel 8シリーズの電池持ち自体が他社のフラッグシップモデルと比較すると優秀と言える状況でもないので正直微妙という感じです。ただ今回Google Pixel 8aは今年のコスパモデルの中では比較的電池持ちが優秀なことが判明したのでまとめたいと思います。
コスパモデルの中ではマシな方。
昨年はPixel 7aがコスパの王者として国内では君臨していたイメージですが、今年に入ってからは円安の状況を感じさせない魅力的な機種が徐々に発表/発売されており、Pixel 8aにとっても多数の強力なライバルが登場している感じです。
その上で今年コスパが良いと話題になっている機種に加えて価格的にも販路的にもPixel 8aのライバルになる機種のバッテリーテストにおけるスコアをまとめると以下のようになります。
スコア | |
Nothing Phone (2a) | 15時間53分 |
Xperia 10Ⅵ | 13時間56分 |
Galaxy A55 | 13時間27分 |
Pixel 8a | 11時間25分 |
Redmi Note 13 Pro+ | 10時間38分 |
Poco F6 Pro | 10時間29分 |
Redmi Note 13 | 10時間16分 |
大手キャリアから発売される上で価格帯も近いGalaxy A55やXperia 10Ⅵと比較するとPixel 8aの電池持ちは圧倒的に劣っていることを確認することができます。一方でコスパが良いと話題のPoco F6 Proなどと比較すると電池持ちがまだマシという感じで今回の比較でみれば丁度中間くらいです。
多くのメーカーが5000mAhのバッテリーを搭載している中でPixel 8aは4500mAhちょいとバッテリー容量が劣っていることを考えるとGoogleはまだ上手くまとめてきてくれたなのかなと思います。
価格とスペックだけでは判断出来ない。
コスパを追い求めるユーザーの多くはライトユーザーというよりはヘビーユーザーに近いイメージが強いです。その中でRedmi Note 13 Pro+など表面的なスペックが良く見えても安定性の部分がかけているとなるとコスパが良いと言えるのか。
特に安定性を求めるライトユーザーにとっては手が出しにくい存在であることに違いはないと思います。一方でNothing Phone (2a)は知名度が圧倒的に足りていないですが安定性にしろ価格にしろかなりバランスがとれている機種に感じます。
改めて思うのはスペックと価格だけではコスパがいいなんて判断出来ないことで、自分の使い方であってもスコアが10時間程度の機種は1日もつかどうかのレベルで、近年フラッグシップの電池持ちが大幅に改善していることを考えるとかなり物足りないと思います。
一方でPixel 8aに関しては今回の比較では中間くらいになったとはいえGoogleには決して満足してほしくない電池持ちで今後最優先で改善すべきことだと思います。
今後Pixelの電池持ちが改善すればおすすめしやすくなると思いますが、電池持ちの大幅改善はTSMC製に切り替わるGoogle Tensor G5を搭載したPixel 10シリーズのタイミングになってしまうのかもしれません。