市場調査会社の統計からも2024年第1四半期においてSamsungは折畳式機種市場でついにシェア1位から陥落したことが判明しており、約5年にわたって市場に敵なしであったことからも衝撃的な結果だと思われます。
その理由の一つとしては昨年発売されたGalaxy Z Flip 5とGalaxy Z Flip 6の販売が不調で、少なくともSamsungの想定ほど売れていない可能性が高く、Kirinチップの復活に合わせて新製品を導入したHUAWEIに抜かされてしまった感じです。
だからこそSamsungは今後Galaxy Zシリーズをより活性化させる必要があります。今回韓国のメディアサイトがGalaxy Z Fold 6 UltraとGalaxy Ringについて言及していることが判明したのでまとめたいと思います。
やはりUltraは存在している可能性。
デザイン関連の情報に精通しているOnLeaks氏が2月頃に「Galaxy Z Fold 6」のレンダリング画像を公開。ただ一方でSamsung関連の情報に精通しているICE UNIVERSE氏が独占情報としてGalaxy Z Fold 6の本体サイズに言及しています。
興味深いところとして二人のリーカーが指摘している本体サイズが違うことで、情報の整合性をつけるのであればOnLeaks氏が公開したレンダリング画像は実際のところ「Galaxy Z Fold 6 Ultra」のものである可能性もあります。
そして今回の情報をまとめると以下ようになります。
Ultraモデルに関する情報 |
5月23日現在でも韓国向け以外のモデルが確認されていない |
新製品イベントで「One More Thing」のように発表される可能性も否定は出来ない |
発表や発売日程が暫定的に保留された可能性がある |
少なくとも現時点での情報を整理するとグローバル展開される可能性は低いが「Galaxy Z Fold 6 Ultra」自体が存在していることに違いはないと思います。ただ直近の予測通りであればGalaxy Z Fold 6 Ultraは次の新製品イベントでは発表されず韓国向けのイベントで登場することになるのかもしれません。
積極的な価格設定に。
またSamsungはすでにGalaxy S24シリーズのイベント時にティザー動画を公開しており、さらにMWC2024においてはプロトタイプまで公開しているGalaxy Ringですが幹部の発言からも今年の下半期に正式発表予定であることが明らかにされています。
少なくともSamsungのMX部門とデジタルヘルスケア部門にとって重要度の高い最初のプラットフォームになると指摘しています。
Galaxy Ringは非常に重要 |
スマートウォッチやスマートフォンと連携して動作するエコシステムの新たな核 |
競合他社より安いと攻撃的な価格設定になる可能性 |
ヘルスケア関連のデータ測定がメインの機能 |
生成AIを活用した間接サービスを展開する可能性 |
一部情報によると価格は$300前後になると言われていることからもGalaxy Watchの「無印」よりは高いという感じになる可能性があり、またリークしているモデル番号からもサイズは8パターンある可能性があります。
また個人的に気になる部分としては「NFCチップ」を搭載しているかで、これで国内向けのモデルが出ると仮定して「Felica」を搭載しているのであれば絶対にほしいという感じです。
少なくともヘルスケアのデータ計測のためにスマートウォッチを使っているユーザーからすればより身近な存在になる可能性があり非常に楽しみです。