日本では爆発的な人気。Pixelの怒涛の成長は早くもとまった?

少なくとも国内市場で見ると昨年の5月に発売されたGoogle Pixel 7aはかなり勢いがあった印象がありますが、一方で10月に登場したPixel 8シリーズは為替の影響もあったとはいえ前モデル対比で大幅値上げされたことからもユーザーのリアクションはイマイチだった印象です。

また先日より発売されたGoogle Pixel 8aもGoogleは円安の状況でかなり価格を頑張ってくれたとはいえ、Pixel 7aほど市場が反応しているようには見えません。今回9To5GoogleによるとPixelの成長は停滞気味であることが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。

成長が鈍化した可能性。

市場調査会社であるCanalysの調査結果からもGoogleは2024年第1四半期において200万台のPixelを出荷していることが判明したとしています。少なくとも前年同期比と比較するとほぼ同じ台数を出荷しているみたいですが2023年第4四半期と比較すると100万台近く出荷台数が減少したことに言及しています。

とはいえPixel 8シリーズが2023年第4四半期に登場したことを考えると出荷台数が伸びやすいのは当たり前。さらにホリデーシーズンということもありますが、2024年第1四半期は季節的な大型イベントもなければ新製品もないのでGoogleに限らず多くのメーカーが出荷台数が減少する時期でもあります。

また今回市場調査結果はSoCのベンダー別となっており、昨年末から復活を遂げたHuaweiのKirinチップが800万台分出荷されたのに対してGoogle Tensorは200万台分と一気に抜かされた感じにもなります。

正直この情報を最初に見た時は前年同期比でマイナスになったのかと思いましたが、昨年の第4四半期対比であればそこまで深刻に考える必要はないのかもしれません。

収益性は改善。

少なとも今回のデータだけ見れば特段問題はない感じで、Pixel 8シリーズがアメリカの現地価格で値上げされたことを考えるとむしろ堅調な成長をしていると判断することもできます。

また今回のデータからもGoogle Tensorの収益性は36%も改善しており出荷台数が今後さらに伸びれば一気に改善する可能性がありま。何より今のペースを維持できれば昨年達成した1000万台の出荷台数を超える可能性もあります。

同サイトによると日本ではPixelの人気が爆発的だと表現しており、本家本元であるアメリカでのシェアは5%を超えており、Appleが60%以上のシェアを獲得している北米市場では僅か3%とはいえ堅調に成長している感じです。

何より直近で発売されたPixel 8aの売り上げが今後どうなるのか。そして今年の下半期に登場するPixel 9シリーズではラインナップを強化することでより多くのユーザーのニーズに応えることができるのか気になるところです。

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