Googleはスマホ市場の中ではAIがかなり先行しているイメージがある一方で「オフライン処理」ということもあり対象端末に関しては閉鎖的です。SamsungのGalaxy AIはオンライン処理が多いことからも既存機種に拡大させやすい一方でPixelの場合新機能は最新機種に限定されることも多いです。
ただ先日にGoogleはPixel 8シリーズ専用機能だった「編集マジック」を今後幅広いデバイスで利用できるように拡張することを明らかに。今回9To5GoogleによるとGoogle Photo経由で編集マジックの展開が開始したと報告しているのでまとめたいと思います。
いよいよ展開開始。
GoogleはPixel 8シリーズの新機能として「編集マジック」をアピールしましたが、現状標準搭載されているのはPixel 8a含めた3機種のみとなっています。ただ今回の情報によるとGoogle Photo経由で編集マジックの利用が可能になったことに言及しています。
ちなみに利用するには条件がありまとめると以下のようになります。
利用条件 |
Androidの場合OS8.0以上/RAM4G以上/64bit対応SoCの搭載 |
1ヶ月に「10枚」までは無料で編集した上で保存することが可能 |
端末の動作条件もありますがよほど古い端末を使っていない限り大丈夫という感じで、何よりGoogle Photo経由で編集することからもAndroidに限らずiOSでも使うことが可能になるのが大きな特徴の一つです。
ちなみに無制限で使いたい場合はGoogle One/2TBプラン以上を契約。もしくはPixel 8シリーズを購入するという感じになります。何よりGoogleとしてはGoogle AIを試してほしいから間口を広げたと思われます。
一方で今後登場する新型Pixelは基本編集マジックを標準搭載している流れになると思います。ちなみに現時点では一部ユーザーのみが使えるようになっているみたいで今後数ヶ月にわたって広く展開されていくみたいです。
あの便利な機能も利用可能に。
またGoogleは北米から展開を開始していた「Find My device」ですが手持ちの個体にも「まもなくご利用頂けるようになる」との通知がきていることが判明しました。
ネットワーク内のデバイスは Bluetooth を使用して近くのアイテムをスキャンします。あなたのアイテムが他のデバイスで検出されると、検出された場所の位置情報が「デバイスを探す」に安全に送信されます。あなたの Android デバイスも、他のユーザーが探しているオフラインのアイテムを近くで検出したときに同じ操作を行ってサポートします。
少なくともPixelのみに通知が来ているわけでではなく、手持ちのvivoのグローバルモデルなどにも同様の通知がきていました。日本語で「デバイスを探す」機能ですがPixel 8シリーズに関しては電源が切れても数時間以内なら予備電源を積んでいるので電源オフの状態でも検索が可能です。
さらにPixel 8aも同様に対応する可能性が高いと言われており、このサービスが開始すればPixel 8aの付加価値が爆上がりすると思います。ちなみにGoogleによると電源がオフの状態でも検索できる機能は今後プレミアムモデルを中心に展開していくことを明らかに。
Pixel 8aに関しては廉価版の立ち位置でありながらもGoogle Tensor G3を搭載しているから実現できるとう感じになりそうです。