Pixel 8aや9も。Android15へのアプデで電池持ちが大幅に改善するかも

先日にGoogleはGoogle I/Oを開催しており、個人的に興味深い部分だったのが第2世代のGemini Nanoについてで、Googleの発表通りであればPixel 9シリーズで標準搭載している可能性があり、Pixel 9シリーズでRAMが大幅に底上げされているのも納得です。

今回Android AuthorityによるとAndroid15では一部機種の待機状態における消費電力が大幅に改善すると報告しているのでまとめたいと思います。

電池持ちが改善する可能性。

先日開催されたGoogle I/OにおいてGoogleはプライベートスペース/アプリペア/改善された盗難検出機能サービスなどに言及しており、合わせて配信されたAndroid 15 Public β2において新機能ととして追加されています。

そして今回の情報によると、GoogleがGoogle I/Oで共有した一つの情報としてAndroid15を搭載した一部機種のスタンバイ状態における電池持ちは最大3時間改善していることに言及。

Androidプラットフォームのエンジニアリング担当副社長であるDave Burke氏とAndroidエコシステムの社長であるSameet SamatによるとWearOS 5を実行しているスマートウォッチを装着した状態でマラソンをするとWearOS4対比で消費電力が最大20%少ないことに言及。

Sameet Samat氏によると様々な最適化を行なった結果だとしており、一つの例としてデバイスのメインアプリケーションプロセッサがいくつかの健康データを共有するために目覚めた後に「スリープ」に戻るために必要とする時間を短縮したとしています。

Androidは、デバイスが一定期間アイドル状態にあり、画面がオフになっている状態にある間、「メンテナンスウィンドウ」を選択すると、同時に多くのバックグラウンドタスクを同時にインテリジェントに延期して実行しようとします。デイブ・バークによると、居眠りモードと呼ばれるこの状態は、Android 6.0以来、Androidの電源管理システムの中核機能であり、Android 15ではさらに改善されています。

一部Pixelでは最大3時間改善に。

何より同氏によるとAndroid15では「居眠り」状態にするまでの時間を最大50%スピードアップしており待機状態における消費電力を抑制しています。

Android 15では、居眠りする時間を50%スピードアップしました(居眠りは、静かな状態に入るときです)。そのため、私たちは50%速く居眠りし、その結果、一部のデバイスでは最大3時間長いスタンバイパワーをテストしました。そして、それはすべてのデバイスに適用される15の一般的な改善のようなものです。

あくまでもGoogleがテストした一部機種では最大3時間改善しているとしていますが、これはAndroidのコア機能の改善であるため、Android15のアップデート対象機種に関しては恩恵を受ける可能性が高いです。

少なくともGoogleがテストしているデバイスとなればPixelの可能性が高く、さらにAndroid15を標準搭載している可能性が高いPixel 9シリーズはより最適化される可能性があります。

現行のPixelは電池持ちが決して良いとはいえない状況にあるからこそ電池持ちが改善するための重要な変更があるのはユーザーにとって嬉しいところです。

 

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