IDCの調査結果からもSonyは2023年の国内市場において前年対比で40%減少していることが判明しており非常に厳しい流れとなっています。一方でSonyはまもなくXperia 1ⅥとXperia 10Ⅵを導入することで売上を活性化させる可能性があります。
今回Android CentralによるとXperia 1Ⅵが一般向けになることは復活のキーになることはないと報告しているのでまとめたいと思います。
国内市場でもついに圏外に。
先日の情報からもSonyは2023年において出荷台数を大幅減少させていることが判明しており、国内市場で見るとトップ5位に入ることもできず「圏外」になっていることが判明しています。
長らく日本市場は「iPhone」の一辺倒という感じですが、その中でもSonyはAndroidで見れば国内1位か2位を獲得するなど堅調にシェアを拡大していた印象ですが直近で見ればGoogleの台頭によって厳しい状況に。
IDCのアナリストによればGoogleが日本で市場シェアを拡大するほどSonyは国内市場で窮地に追い込まれるとしています。その上で今回の情報によるとXperiaはほとんど存在しないニッチな市場をターゲットにしていることに言及。
多くのユーザーはPixel 8 ProやiPhone 15 Pro Maxなどフラッグシップモデルのカメラで満足し、逆にそれで満足出来ないユーザーが一眼レフやミラーレスカメラなど専門機を購入すると指摘しています。
私はソニーのXperiaラインが魅力的だと思うべき正確な種類のバイヤーです。私は明らかにソニーのミラーレスカメラを持っていて、仕事やちょっとした遊びに使っています。私は写真愛好家ではないので、ソニーa6400を自動モードでかなり使用しています。そうは言っても、私はスマートフォンやミラーレスカメラをXperiaに置き換えません。
Sonyとしてはαシリーズの入門機的な立ち位置としてXperiaのカメラを開発していますが、多くのユーザーから見るとXperiaのカメラはスマホとしてもデジカメとしても中途半端な立ち位置になっていると評価さているのかもしれません。
Zenfone 11 Ultraが証明している。
一方で事前情報通りであればXperia 1Ⅵは拘りであったアスペクト比21:9や4Kの表示解像度をやめアスペクト比19.5:9に2K+に変更するとの予測。さらにディスプレイ輝度を強化した上で可変式120Hz表示に対応すると予測されています。
またベイパーチャンバーを搭載することで発熱対策を強化するなどデザインにしろスペックにしろ一般向けに進化すると予測されています。ただ同サイトによるとXperia 1Ⅵが一般向けに進化したとしても売上回復のキーになる可能性はないとしています。
その理由の一つとして市場のニーズに合わせた進化を遂げたZenfone 11 Ultraがほぼ話題になっていないこと。ASUSが今後小型のZenfone 11を出すのか不明ですがニッチ戦略とはいえ「コンパクト」であったからこそ注目度も一定数あった。
それが大型化したことで一般化した結果目立たなくなったという感じです。何よりXperia 1Ⅵで一般化することは今まで以上他社と真っ向勝負する流れになります。
Googleに対しては価格で勝負する必要があり、Samsungに対してはソフトの完成度で勝負する必要がある。そしてAppleに対しては全体的な完成度の高さとエコシステムに勝負をしないといけない状態になり、何よりニッチ路線を止めることで既存のファンが離れる可能性があります。
Xperia Xシリーズで一般向けでは勝負出来ないと現行シリーズでニッチ路線に切り替えましたが、ここで一般向けにまた変更したところで起死回生にはならに可能性。
何より同サイトはSonyが現状の問題を改善するための解決策を見出していないのが最大の問題だとしています。