すでに予約を開始しており5月14日より発売されるGoogle Pixel 8aですがコードネームが「アキタ」であることからも実質2023年モデル扱いになります。やはりGoogleにとって今年の本命になるのは10月頃に正式発表される可能性があるGoogle Pixel 9シリーズだと思います。
また今年は例年以上に気合いが入っておりPixel 9/Pixel 9 Pro/Pixel 9 Pro XLと初の3モデル構成に加え、折畳式機種も命名規則を変更した上でPixel 9 Pro Foldになると予測されており全部で4モデル構成に。
今回9To5GoogleによるとGoogleはケースの使用を前提にPixelのデザインを設計していると報告しているのでまとめたいと思います。
ケースを念頭に本体のデザインを設計。
今回の情報によるとGoogleのインダストリアルデザインディレクターであるClaude Zellweger氏のインタビューからも、Pixel 8シリーズのデザインについて「90%のユーザーがケースをどのように使用しているか」とケースを使用していることを前提に最初からケースと一緒に製品の設計を始めたことが明らかに。
「だから、色が後付けではないように、ケースは後付けにはできません。なぜなら、見栄えが良く、気分が素晴らしいようにデザインする必要があるからです。」
このコンセプトは純正ケースはもちろんMade for Googleパートナープログラムに与えられたガイダンスにも適用されてるいるとの話。またGoogleは今までのPixelのデザインからも大きく3つの時代に分割していることに言及しています。
「Pixel 4と5の正方形で、カメラは「主要なデザイン要素の1つになりました」。私たちは今、カメラバーの「現代」にいます。
GoogleはPixel 6シリーズを正式発表した際にもカメラを中心にデザイン設計したことを明らかにしており「カメラバー」が中心のデザイン設計だからこそカメラバーが最も映えるデザインを意識している可能性があります。
デザインの刷新には消極的。
すでにPixel 9シリーズのレンダリング画像がリークしており、バックパネルやサイドフレームのフラット化に加えカメラフレームのデザイン変更など細部でブラッシュアップされているとはいえデザインが「刷新」されているという感じではありません。
そして今回Claude Zellweger氏が将来的にPixelのデザインがどこに向かうのか以下のようにコメントしています。
「…毎年、あるデザインから別のデザインにジャンプしないことは本当に重要です。私たちの顧客は実際にその継続性を望んでいます。彼らは進歩を望んでいます – 視覚的な進歩は、あちこちでジグザグではなく、下の技術的な進歩に従う必要があります。
今回のコメントをみる限りデザインは進化させつつも継続性を優先していることから刷新には割と消極的。とはいえPixel 9シリーズのレンダリング画像を見ても、Pixel 8シリーズから進化していることを確認できる一方でPixelらしいデザインを採用しているのでユーザーにとっても分かりやすいのかもしれません。
何よりPixel 9シリーズでのカメラ部分のデザイン変更はケースと合わせて使うことが前提になっているからこその変更なのかもしれません。多くのメーカーは本体のデザインに合わせて純正ケースを設計することが多い。
一方でGoogleの場合はケース装着時にデザインが映えるように合わせて設計されていることからも、今までありそうでなかった動きだと思います。