Sonyは5月15日に新製品イベントを開催することを明らかにしており、合わせてティザー動画を公開しています。このティザー動画からもXperia 1Ⅵではアスペクト比19.5:9に変更されることやズーム性能が強化されることを確認することができます。
今回は直近のリーク情報をもとにXperia 1Ⅵで批判されそうなポイントについて主観的にまとめたいと思います。
ディスプレイサイズが小さい。
直近の情報からもXperia 1Ⅵでは可変式120Hz表示への対応に加え、ディスプレイ輝度は現行モデル対比で1.5倍に強化される可能性があり、アスペクト比が変更になったらこそディスプレイの基礎スペックを強化しやすくなった可能性があります。
何より現行シリーズのXperiaで最もよく言われた批判が「縦長」とか「リモコン」とかアスペクト比21:9に対するもので、Xperia 1Ⅵでは19.5:9になることからも縦長という批判から解放される可能性が高い。
ちなみに今やアスペクト比20:9を採用している機種が多いことに加え、Galaxy S24やiPhone 15と同じアスペクト比になることからもXperia 1Ⅵのことを縦長と批判すれば多くの機種が縦長ということになります。
ただ今度はディスプレイサイズが6.5インチでは中途半端で小さいと批判される可能性。アスペクト比が普遍的になると今度は他社の最上位モデルと比較されるようになり、ディスプレイサイズが中途半端と評価される可能性が高いと思います。
またおそらくですが後継機種で6.8インチクラスに大型化すると今度はデカくて持ちにくいと批判される可能性があります。
ディスプレイの退化。
Sonyがアスペクト比19.5:9に変更することをどのようにアピールしてくるのか不明ですが、BRAVIAで培った映像技術をXperia 1Ⅵでは採用した映像美をアピールしてくる可能性が高い。
現時点で確定的な情報はありませんが事前情通りであれば表示解像度が4Kから2K+に変更される可能性があり、スペックで見れば単純に退化したことになります。
面白いもので今までは4Kなんてスマホのディスプレイサイズでは不要との批判が多かったのにいざやめれば今度は最上位モデルでスペックダウンなんてありえないと批判される可能性が高いです。
ここはSonyがユーザーをどれだけ納得させることができるプレゼンが出来るか次第ですが最も批判されやすいと思います。
発熱がしやすい。
Snapdragon888にSnapdragon 8 Gen 1と爆熱SoCに多くのメーカーが苦しめられました。多くのメーカーは発熱対策としてハード面を強化しましたがSonyは発熱の原因となる消費電力を抑制することで発熱自体を抑える「ソフト」主軸の発熱対策をしてきました。
ただXperia 1Ⅵの時はソフトの制御が不十分で動作が不安定になり、よく言われたのがベイパーチャンバーを搭載するべきだったとの声。一方でXperia 1Ⅵではベイパーチャンバーを搭載する可能性が高いです。
ここで批判の声が出てくるとすれば前モデル対比で発熱しやすくなったと。ベイパーチャンバーは放熱性能を強化するので本体の表面はベイパーチャンバーがない現行モデルよりも熱くなりやすい可能性があります。
ベイパーチャンバーを搭載することで発熱しにくくなると勘違いしている人が多いですが、放熱性能を強化することでパフォーマンスの持続性を改善できる可能性がある一方で本体は熱くなりやすい可能性が高いです。
ただSnapdragon 8Gen 3の発熱がひどく保守的に搭載した可能性がありベイパーチャンバーを搭載してもパフォーマンスの持続性がそこまで改善していない可能性もあります。
そうなると結果発熱しやすくなったと批判される可能性があります。何より近年のXperiaは前評判良くても表面的なスペックだけをみて批判されることが非常に多いです。
おそらくXperia 1Ⅵに関しても同様に批判が集中する可能性があります。