直近の情報からもXperia 10Ⅵの公式プレス画像がリークしており、Xperia 1Ⅵと異なりアスペクト比21:9を継続採用している上でカメラはコストカットのためかトリプルレンズカメラをやめデュアルレンズカメラ構成に変更されていることが判明しています。
今回GSM ArenaによるとXperia 10ⅥはSnapdragon 6 Gen 1を搭載している可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
ベンチマークがリーク。
今回Xperia 10Ⅵのモデル番号と思われる「XQ-ES72」のベンチマークがリークしたとしていますが、注意点としてこの手のベンチマークはフェイクが非常に多いことです。
とはいえ一応確認していくとRAMは8GBでAndroid14を標準搭載していること。さらにSoCは構成やクロック数からもSnapdragon 6 Gen 1を搭載している可能性があることに。
Xperia 10シリーズは2年連続でコストカットのためかSnapdragon695を搭載していましたが、ようやくSnapdragon 6 Gen 1のコストが下がってきたのか刷新される可能性があることに。
何よりSnapdragon 6シリーズですらコストが高いのか、多くのメーカーが2年連続でSnapdragon695を採用していたので、今後ミドルレンジを中心にSoCの刷新頻度は落ちていく可能性があります。
スコアを確認。
Snapdragon 6 Gen 1はSamsungの4nmプロセスルールを採用していると言われており、プロセスノードだけでみればSnapdragon 8 Gen 3とも同じですが構成しているアーキテクチャが大きく異なります。
ざっくり言えばミドルコアを4つに高効率コアを4つ搭載しておりAntutuのベンチマークスコアを確認すると50万点前後のことが多いです。ハイエンド向けのSoCで見ればSnapdragon855とSnapdragon865の間という感じなので約5年遅れのスコアです。
ちなみにXperia 10Ⅴのスコアは43万点前後なのでSnapdragon 6 Gen 1に刷新されることでパフォーマンスは20%近く改善するというイメージです。少なくともSoCのパフォーマンス不足によるもたつきやシャッターボタンを押してからのラグは改善する可能性があります。
あとはやはり問題になるのは価格で現行モデルが7万円を超えているのでXperia 10Ⅵでは8万円を超えてくる可能性があります。為替の影響を考えると値上がりは仕方ないところで他社との価格差にもよりますが、SoCのパフォーマンスだけで見れば8万円はちょっと割高に感じるのかも。
とはいえXperia 10Ⅵに求めるのはゲームを除いた日常使いでもっさり感がある程度改善されていることと、現行モデルと同じ驚異的な電池持ちを実現していることです。
コスパがいいと呼ばれる機種にはなれないと思いますが、一般ユーザーにとって分かりやすい特徴を持った機種に仕上がってほしいところです。