3月中旬より一部グローバル市場で発売されたXiaomi 14 Ultraですが、少なくとも香港版に関しては技適マークがあることが判明していることからも日本でついにXiaomiのフラッグシップモデルが発売されると期待がかかる。
ただ一方でXiaomiが今までフラッグシップを日本で展開してこなかった理由の一つとしてライカのライセンス問題があるとの話。今回SHARPはある意味大刷新となるAQUOS R9を正式発表したのでざっくりとまとめたいと思います。
プレミアムモデルを廃止に。
SHARPはAQUOS R6で1インチセンサーを搭載してからフラッグシップモデル兼プレミアムモデル扱いでAQUOS R7にAQUOS R8 proと世代を重ねてきました。ただAQUOS R8シリーズではより多くのニーズに応えるためにレギュラーフラッグシップモデルであるAQUOS R8を追加しました。
そして5月8日に正式発表されたAQUOS R9は名称からもスペックからもAQUOS R8 proの後継機種とは言えず、実質プレミアムモデルを廃止した流れになります。
AQUOS R8 | AQUOS R9 | AQUOS R8 pro | |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 7+ Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 |
RAM | 8GB | 12GB | 12GB |
バッテリー | 4570mAh | 5000mAh | 5000mAh |
ディスプレイサイズ | 6.39インチ | 6.5インチ | 6.6インチ |
ディスプレイ輝度 | 1300nits | 1500nits | 2000nits |
リアカメラ | 50.3MP+13MP | 50.3MP+50.3MP | 47MP |
ざっくりと違いを比較するとこんな感じでAQUOS R8対比では進化している一方でAQUOS R8 pro対比では退化している感じです。
ちなみに搭載機種によって誤差はあると思いますがSnapdragon 7+ Gen 3のAntutuにおけるベンチマークは147万点前後なのでSnapdragon 8 Gen 2と比較した場合スコア的にはそこまで差があるわけではありません。
ただ一方で消費電力に差があり電池持ちなどにも影響がでる可能性があります。また判断しにくい部分としてSHARPが詳細を明らかにしていないため何ともですがメインカメラセンサーはスペックをみる限りAQUOS R8とAQUOS R9は同じ可能性があり、少なくともAQUOS R8 proのように1インチのセンサーを搭載しているわけではありません。
ちなみにSHARPによると今シーズンはproモデルを出さないだけでproシリーズを廃止したわけではないとの話。ただいつ復活するかの質問に対してユーザーからの要望があればとの話なのでAQUOS R8 proは売上が相当厳しかった可能性。
Xiaomiに影響があるのか。
一方で気になる部分としてはカメラで、今年の5月でSHARPはライカとのラインセンスが終了するとも言われていましたが、上記の画像から確認できるようにライカ監修のカメラを搭載しています。
なので今後のXiaomiのフラッグシップモデルの展開に影響が出る可能性があります。実際にライセンスがどうなっているのか不明ですがXなどで見ているとズミクロンレンズをAQUOS R9は搭載していないことからも問題ないのでは?との声もあります。
少なくともXiaomi 14 Ultraが国内で発売されるとすればグローバルモデルに技適マークをのっけた感じで日本市場用にローカライズする可能性は低く、またグローバルモデルからライカをカットしてまで出すか?という感じなので、ライカをカットするくらいなら最初から出さないようにも思えます。
何よりXiaomiは5月9日に新製品イベントを開催するため全てが明らかになると思います。とはいえミドルレンジモデルに邪魔されてXiaomiのフラッグシップが展開できないとなれば、個人的にSHARPはライカから手をひいてくれと思ってしまいます。
ちなみにAQUOS R9は7月中旬以降発売予定で価格は10万円前後になると思います。