Galaxy Zはもう通用せず?中国市場でシェアが僅か1年で半減に

HUAWEIがHUAWEI Mate60シリーズでKirinチップを復活させたことに加え中国政府の方針から共産党議員や国家公務員を中心にiPhoneを排除しHUAWEIを斡旋するなど中国市場でHUAWEIが急激にシェアを拡大しています。

一方でHUAWEIの復活は折畳式機種市場にも大きな影響を与えていると言われており2024年第1四半期にはついに1位を獲得する可能性があると推測されていました。

今回Business KoreaによるとSamsungは2024年第1四半期の中国市場において急激にシェアを落としたと報告しているのでまとめたいと思います。

シェアが大幅減少。

今回の情報によると2024年第1四半期折畳式機種市場においてSamsungは中国市場で大幅にシェアを減少させたことが判明したとしています。

シェア率
HUAWEI 44.1%
HONOR 26.7%
vivo 12.6%
Oppo 9.0%
Samsung 5.9%

HUAWEIは5Gに対応したHUAWEI Mate X5やクラムシェル型機種であるHUAWEI Pocket 2の展開でシェアを大きく伸ばした可能性がある一方で、HONORは目立った新製品がないにも関わらずHONOR Magic V2を中心に堅調な売り上げ。

一方でvivoは3月下旬にvivo X Fold 3シリーズを正式発表したとはいえ今回の市場調査結果には含まれていない可能性もあります。そしてSamsungに関しては前年が11%であったことを考えると僅か1年で半減したことになります。

特に中華メーカーの折畳式機種の進化は凄まじくSamsungのGalaxy Zシリーズはデザイン的にもスペック的にも見劣りするようになった可能性もあります。

Samsungがシェアを落とした理由。

また今回の情報によるとSamsungが中国市場で大きくシェアを落とした理由の一つとして、中国人が自国の製品を購入する傾向が強いことが大きく影響した可能性があるとしており、今後この流れはより一層強くなるのかもしれません。

何よりSamsungはモバイル全体で見た場合に中国市場でのシェアは僅か1%しかないと言われている中で折畳式機種はまだましなほうでしたが、今回の統計をみる限り絶望的な流れになっています。

また第2四半期にはvivo X Fold 3シリーズやHONOR Magic V3など参戦してくることを考えると厳しくなるかも。一方で第3四半期にはGalaxy Z Fold 6を導入する可能性がありますがどこまでシェアを回復させることができるのか。

折畳式機種市場が最も活性化している中国市場では残念なことにGalaxy Zシリーズはそこまで魅力的な製品ではないのかもしれません。

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