vivo X100 Ultraは強すぎ。カメラ特化にするために一部スペックが犠牲に

Digital Chat Station氏によるとvivoはvivo X100sとvivo X100 Ultraを5月中旬以降に正式発表すると予測しており、正式発表が近づいていることもあり中国の3C認証を通過していることが判明しています。

今回はDigital Chat Station氏の情報もとにvivo X100 Ultraの気になる部分について確認してみたいと思います。

全てはカメラを中心に。

先日の情報からもvivo X100 Ultraのカメラ構成は以下のようになります。

カメラセンサー
広角 50MP:LYT-900(1/0.98インチ)
超広角 50MP:LYT-600(1/1.953インチ)
望遠 200MP:Samsung HP9(1/1.4インチ)
インカメラ 50MP:JN1(1/2.76インチ)

メインカメラセンサーはOppo Find X7 UltraにXiaomi 14 Ultraに次いで3機種となるLTR-900を搭載しており超広角も最新となるLYT-600を搭載していますが、何より注目すべきは望遠センサーで現時点でSamsungが正式発表していないHP9を搭載していることです。

少なくとも望遠センサーとして見れば現状最も大きく最も高画素となっており焦点距離は85mmとされているので光学ズームは3倍ちょい。ただデジタルズームは最大200倍にも対応すると予測されています。

何より現状のフラッグシップモデルの中では画質含めて最も優れていると予測されています。先日にvivoの幹部は「プロ向けのカメラに電話機能をつけた機種」と表現するくらいvivoの中でもカメラに最も特化した機種になると思います。

またvivo X100 Proやvivo X Fold 3 Proと同じくV3チップを搭載することで画像処理自体底上げされる可能性が高いです。現状だと全ての画角で死角がない感じで望遠に関してはズーム性能の強さに加えテレマクロへの対応など汎用性の高さもある可能性。

カメラの強化で犠牲になったこと。

また先日リークしたvivo X100sとvivo X100 Ultraのプレス画像をみる限り、vivo X100sと比較するカメラバンプ部分がかなり大きいことを確認できます。実際にvivo X100 Proと比較してどの程度大きいのか不明ですが歴代機種の中で最もカメラ部分が大きくカメラバンプも派手な可能性があります。

一方で認証情報からもvivo X100 Ultraはvivo X100 Proやvivo X Fold 3 Proと比較して80Wと充電速度が劣ります。この感じだとワイヤレス充電も良くて50Wという感じでそれ以下の可能性もあります。

同氏の過去の投稿をみる限りカメラ部分の大型化に伴いワイヤレス充電で見れば充電コイル用の十分のスペースが足りない結果充電速度が制限される可能性があるとしています。

これは本体の厚みというよりは本体の上半分がカメラの大型化で占有されており、充電コイルの縦幅十分に確保できない=充電コイルが小型化して充電速度が制限されるという流れなのかもしれません。

自分は知識がないため何ともですが有線充電に関しても同様に何かしらの制限があるのかもしれません。

X100sと同時発表は何とも。

現時点で価格に関する情報が出てきていませんが気になる部分としてはvivo X100sと同時発表になることです。vivo X100 UltraはSnapdragon 8 Gen 3にRAM16GBとパフォーマンスは十分だと思いますがvivo X100sはDimensity9300+を搭載すると予測されているのでベンチマークで見れば劣る可能性。

また直近の情報によるとvivo X100sは3999元になると予測されている中vivo X100 Ultraは5999元になる可能性。カメラ性能などが全く違うため気にする人は少ないのかもしれませんが、Pixelへの批判の声を見ているとSoCのベンチマーク至上主義の人は一定数いる印象です。

このことを考えると2000元近く高くなる可能性があるのにベンチマークが劣るとvivo X100sと同時に発表することで逆に見劣りしてしまう可能性もあります。

何より直近の情報をみるとカメラに特化したことで他のスペックが犠牲になっているという感じです。とはいえ個人的にvivoのカメラは好きなので今から正式発表が非常に楽しみです。

 

最新情報をチェックしよう!