Sonyは5月17日にXperiaのスペシャルイベントを開催することを明らかにしており、時期的なものを考えればXperia 1ⅥやXperia 10Ⅵなど今年の新製品に言及する可能性があり、逆に言えばこのスペシャルイベントの前にグローバル向けの発表イベントがあると推測することが出来ます。
また昨年の下半期に登場したXperia 5ⅤはSoftBankの取り扱いがなくauに関してはオンラインショップ限定など国内においても販路が限定されてきた印象を受けます。
今回Sony StoreにおいてXperia 1Ⅵの販売準備を開始した可能性が出てきたので簡単にまとめたいと思います。
公式サイトを統合へ。
今まではSonyの公式サイトではXperiaの直販版のみの製品ページがあり、一方でキャリアモデル含めたXperia特設サイトと大きく2つに分かれていました。また同じ機種でも製品ページに一部違いがあるなど正直分かりにくかったのが実情です。
ちなみに自分は直販版を検索したい場合は「Sony Store」で検索して、特設サイトを検索したい場合は「Sonyモバイル」で検索していました。ただ今回この2つのサイトがSony Storeに統合された形になります。
ざっくり言えば従来の特設サイトがSony Storeで直接見れるようになった感じです。何よりユーザーからすれば分かりやすくなったことが大きなメリットの一つ。そしてもう一つはSony StoreでユーザーがXperiaを購入しやすい動線を作った感じになるので直販版をより強化してくる可能性があります。
Xperia 1Ⅵから忖度がなくなる可能性も。
2021年に登場したXperia 1IIの時からSonyは直販版に力を入れ始めた感じですが、キャリアでの売り上げ構成比が圧倒的だったこともあるなのかキャリア版が5月下旬に発売したのに対して直販版は10月と5ヶ月近くのタイムラグがありました。
ただ世代を重ねるごとに改善した印象でXperia 1Ⅴの時は約1ヶ月になっており、さらに直販版限定カラバリとしてグリーンが用意されました。また先ほどの話とも重複しますがXperia 5Ⅴでは大手キャリアの販路が限定されたことからもSonyは今まで以上に直販版に力を入れやすい環境になってきています。
そして言い方が悪いですがSonyよりキャリアとベタベタな印象だったSamsungですがGalaxy S24シリーズはキャリア版と直販版が同日発表に同日発売。さらに直販版の方がカラバリが豊富でストレージオプションも豊富な上で安いとキャリアモデルを牽制するかのような動き。
すでに直販版では先行していたGoogleやAppleと比較すると国内展開は見劣りするとはいえ一気にキャリア離れをした印象。そしてSamsungが出来たことを考えるとSonyも同様にできる可能性がある。
むしろSony自身が直販版の販売を強化しないと厳しい状況になっているのかもしれません。となるとSonyはXperia 1ⅥやXperia 10Ⅵは最初から直販版を合わせて出してくるかもしれません。
少なくともXperia 1Ⅵの直販版と思われる機種は認証を通過していることが判明しており、今回のホームページの統合はXperia 1Ⅵの直販版を本気で売るための下準備なのかもしれません。
ただこれでキャリアとタイムラグがあれば期待はずれです。