Apple失墜でXiaomiは圏外。2024年第1四半期の市場調査結果判明

昨年にHUAWEIは規制強化の影響で開発が難航していた独自SoCであるKirinチップをHuawei Mate60シリーズで復活させており、合わせて5Gも復活したことも大きく影響したのかシェアを急激に拡大しています。

またHUAWEIの復活の影響も大きいのか市場調査会社のレポートからHUAWEIは2024年第1四半期において折畳式機種市場でついにシェア1位を獲得した可能性があると推測されています。

今回GSM Arenaが2024年第1四半期の中国市場における動向に言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

第1四半期は成長。

近年中国市場は苦戦している状況でしたが今回IDCの市場調査結果から2024年第1四半期は前年同期対比で6.5%の成長を遂げたことが判明したとしています。2023年第4四半期は僅か1.1%とはいえプラスになっていたので回復傾向にありましたが今年に入ってしっかり成長した感じになります。

中国市場における成長の大きな要因はHUAWEIとHONORの堅調な売れ行きとしており、この2社だけで第1四半期に6930万台近く出荷した可能性があるとしています。

HONORがギリギリ1位を獲得。

またメーカー別のシェアを確認するとHONORが17.1%で1位を獲得したのに対してHUAWEIは17.0%でシェア2位を獲得しておりほぼ差がないという感じです。

またトップ5でみると前年対比でマイナスになっている中でHONORは13.2%と成長しておりHUAWEIに関しては110%と驚異的な成長をしています。おそらくHUAWEIの驚異的な成長はHUAWEI Mate60シリーズが登場する直前の第3四半期までは続く可能性もあります。

またHUAWEIは先日リブランディングしたHUAWEI Pura70シリーズを正式発表したこともあり今後一気に成長する可能性があり、一方でHONORに関してはめぼしい新製品が期待出来ないので苦労するかもしれません。

さらに気になる部分としてグローバルシェアでは3位を獲得しているXiaomiが2024年第1四半期で見ればトップ5にすら入れない状態であること。またAppleに関しては前年対比-6.6%でシェア4位まで落ちておりvivoにいつ抜かされてもおかしくない状況です。

少なくとも中国政府がiPhoneからHUAWEIの買い替えを斡旋していることを考えるとAppleは今後さらに厳しくなるかもしれません。

 

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