GoogleはSamsungと協力してAndroidを進化させており折畳式機種で見ると分かりやすいですがGalaxy Zシリーズで対応していた機能が、後にAndroidで標準搭載されるという流れになっています。
少なくともソフトの作り込みの関してSamsungはAndroidの中でも先行している印象で、SamsungもAndroidがより便利になってほしいからこそGoogleと協力して新機能を開発しているのかもしれません。
そして今回GSM ArenaによるとGoogleはSamsungと協力して新しいAI機能を開発していると報告しているのでまとめたいと思います。
新しいAI機能を開発中。
スマホ市場においてAIはGoogleが先行している印象でGoogle Tensorに切り替えた理由の一つとしてはDimensityやSnapdragonなど既存のSoCでは自分達がやりたいことを実現することが出来ないとAIのために独自SoCに切り替えた感じになります。
また昨年にはGeminiを発表しておりPixel 8 Proにはモバイル向けのGemini Nanoを統合するなど強化している中でGalaxy S24シリーズでSamsungもGalaxy AIを追加したことでAI競争に参加。
一方でGalaxy AIの一部機能はGoogle CloudやGemini ProとGoogleのサービスを使っています。そして今回Samsung Mobileが以下のようにポストしていることが判明しました。
Our collaboration with @Google continues as we work towards a shared vision of delivering the best Android ecosystem of products and services. Exciting things are coming up for the future of AI-powered Android and Galaxy experiences. https://t.co/QNvFEiSq9u
— Samsung Mobile (@SamsungMobile) April 25, 2024
少なくともGoogleはSamsungと今後のAndroidの発展のためにも強力なパートナーシップを結んでいるとしています。また共同してAIの新機能を開発している可能性があり、「かこって検索」に続いての第2弾になるのかもしれません。
方向性は違う。
また海外サイトによるとGalaxy AIの根底にはGemini Nanoがあるとされており、Galaxy S24シリーズはGemini Nanoが標準搭載されていた可能性があり、Galaxy S23シリーズなどOneUI6.1でGalaxy AIに対応した機種はアップデートでGemini Nanoが統合された可能性もあります。
ざっくり言えばSamsungとGoogleの違いは大きく2つあり一つ目としてSamsungは翻訳関連機能が充実しているのに対してGoogleは写真や動画の編集機能が充実している。
そして2つ目としてSamsungはGalaxy AIの半分近くの機能はオンライン処理に対してGoogleは動画ブーストや編集マジック以外のほとんどはオフライン処理であること。
ちなみに今年の後半に登場するGalaxy ZシリーズはRAMが現行モデルから継続されると予測されている一方でPixel 9 ProシリーズはRAM16GBまで強化されると予測されています。
なので出来ることが似ていても今後オンライン処理とオフライン処理で大きく方向性が異なると思います。ただこれは収益化の方法の違いから発生している可能性もありSamsungとしてはGalaxy AIを今後有料化する計画。
一方でGoogleは消しゴムマジックや編集マジックなどGoogle Photoを起点とした一部AI機能を有料化する一方でPixel自体はオフラインで差別化している感じです。