割と致命的なデメリット。Pixel 9で絶対対応すべき一つの新機能

事前情報通りであればGoogleは今年の下半期に新製品を集中させている可能性があり、命名規則の変更もありますが4モデル構成となったPixel 9シリーズに初の2モデル展開になるPixel Watch 3シリーズは発表される可能性が高い。

また現時点で登場時期が不明ですがPixel Buds Pro 2やPixel Tablet 2も開発されていることが判明しています。今回はPixel 9シリーズでこれだけは絶対に対応してほしいと思う新機能について主観的にまとめたいと思います。

Qi 2への対応。

国内においてもAndroid部門でシェア1位を獲得するなど近年一気にシェアを拡大しているPixelですが、昨年よりdocomoが約4年ぶりにPixelの取り扱いを復活させたことで今後さらに勢いがます可能性があります。

一方でPixelに限った話ではありませんがiPhoneと比較して大きく見劣りしてしまう部分がアクセサリーです。GoogleはGoogle Storeにおいてパートナーシップ契約を結んでいるサードパーティ製のアクセサリーは徐々に種類を増やしています。

とはいえサードパーティはあくまでも売れ筋しか開発しないため細かいニーズに対応しきれていない部分も多く、だからといってGoogleの純正アクセサリーはさらに選択肢が限定的になります。

ただ今後Googleがシェアを拡大する上で重要になるのはアクセサリーの豊富さで、個人的に今年の後半に登場するPixel 9シリーズでキーになるのはQi 2に対応するかどうかだと思います。

Qi 2はAppleと共同して開発したとも言われておりMagSafeに基づく「MPP(Magnetic Power Profile)」と既存のプロファイルの強化版「EPP(Extended Power Profile)」の2つを組み合わせた充電規格とされています。

対応機種は最大15Wのワイヤレス充電に対応することに加え、iPhoneのように本体自体にマグネットを内蔵することからマグネットタイプの充電ができるようになります。

ちなみにPixel 8シリーズなどはQiに対応しているため最大12Wのワイヤレス充電に対応していますがマグネットタイプの充電器は本体にマグネットが内蔵されていないため使うことは出来ません。

またPixel Stand 2を使うことでPixel 8 Proは最大で23Wで充電することが可能とQi 2に対応したとしても、おそらくPixel Stand 2を使った方が充電速度が速いままだと思います。

Qi 2のメリット。

個人的にPixel 9シリーズがQi 2に対応する最大のメリットはアクセサリーが豊富になることです。現状ではマグネットシールやマグネット対応のケースを装着することで実質MagSafeを使うことは出来ました。

ただPixel 9シリーズでしっかり対応すればQi 2対応のアクセサリーが増える結果アクセサリーの選択肢もかなり増える可能性。何よりQi 2はざっくり言えばMagSafeなので、iPhone 12の時からアクセサリーメーカーは対応製品を開発しては発売しています。

そのためPixelにも応用をきかせやすいのでPixel用のアクセサリーも販売しやすくなります。現状でみるとSamsungがQi 2に対応するのはGalaxy S25シリーズからになりそうで、XperiaやAQUOSが積極的に対応してくるイメージがない。

対応したとしてもアクセサリーの選択肢が増えるというイメージがなく、中華メーカーが採用しない理由の一つとしてはマグネットタイプの独自規格を開発/採用する可能性があるから。

結局Androidの中でPixel 9シリーズが初の対応機種になる可能性がありますが、Qi2に対応することで大きなデメリットの一つであるアクセサリーの乏しさは解消できるかもしれません。

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