計算ではなく経験。Pixelのカメラテストラボがヤバいらしい

Googleはカメラソフトによってアルゴリズムを最適化することを優先してきたこともありPixel 2シリーズからPixel 5a 5Gまで約4年に渡って同じメインカメラセンサーを採用していました。

またGoogle Tensorへの移行も関係しているのかPixel 6シリーズで刷新されておりPixel 7も同様にSamsungのGN1を採用。ただPixel 8シリーズに関してはGN1が生産終了したことも影響したのかマイナーアップデートモデルであるGNKを採用していると言われています。

今回CNETはGoogleがPixelのカメラ開発をするために用意されたカメララボを取材することに成功したと報告しているのでまとめたいと思います。

カメララボを取材。

今回の情報によるとメディアとして初めてGoogleがPixelのカメラの開発を行うために用意されたカメララボの取材に成功したとしており、記事と合わせてYouTubeで動画も公開しています。

Googleは決して無機質な研究室のような場所でPixelのカメラにおけるアルゴリズムを開発しているのではなく、まさにイケアのショールームのような場所で撮影しては調節を繰り返しているとしています。

つまり私たちの生活環境により近づけた環境の中で様々な調節を行っていることになります。

私たちは毎日カメラをテストできるようにする必要がある。朝、夜、いつでも、新しい機能をテストする必要があり、適切な照明でテストするために自分のリビングルームにアクセスできることに常に頼ることはできません。

また日常を再現できるようにしているとはいえ「セット」だらこそPixelが一貫した結果をもたらせるように同じシナリオを繰り返しテストすることが可能だとセットであるがゆえの魅力にも言及しています。

またこのラボを使ってGoogleは他社と比較して劣る「ビデオ撮影」の強化に注力していること明らかに。そしてその一つの方法として現時点ではPixel 8 Proが対応しているビデオブーストだとしています。

写真と動画では全く違う。

また他社と比較してPixelのカメラは先行していた印象を受けますが、写真撮影のために開発されたアルゴリズムは動画では全く機能させることができずないとしています。

またナイトモードは一枚の写真を仕上げるのに複数枚の画像を合成していますがビデオ撮影では同様のことはできません。

数年前に、超低照度写真を撮るのを助けるためにオリジナルのナイトサイト機能を導入しましたが、12メガピクセルの画像の処理と毎秒200メガピクセル以上のビデオの違いであるため、ビデオに持ち込むのは常に苦労しました

何よりGoogleはよりユーザーの日常に近いラボを用意することで写真撮影はもちろんビデオ撮影の強化に努めていることに。またビデオブーストはGoogleが始めたビデオ強化施策の一つに過ぎない感じで、Googleによると最終的にはオフラインで処理することが可能になることに言及しています。

いまだ動画撮影となればiPhoneが強いイメージですが今後ビデオがどのように進化していくのか楽しみです。

 

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