IDCの調査結果からもAppleは2024年第１四半期においてグローバル市場で売り上げが失速していることが判明。大きな要因の一つとしてはHuaweiの復活でAppleにとってかなり厳しい状況になっていると思われます。
今回Phone Arenaによると売上回復のためにAppleは$250程度の廉価版iPhoneの導入が必要だと報告しているのでまとめたいと思います。
ユーザーの買い替え頻度が落ちている。
市場調査会社のレポートからも今年のAndroidはiOSの2倍のペースで成長すると予測されており、Appleにとって厳しい年になる可能性があります。どの市場においてもそうですがユーザーの買い替え頻度がどんどん鈍化している。
その上で今回の情報によると、Appleは世代間での差別化にあまり積極的ではないことからも、ユーザーの買い替え頻度が今後より鈍化する可能性があることを指摘。
もちろんメーカーによりますがAndroidと比較するとiPhoneの進化は分かりにくい上にデザインも大きく変わらないことからも、ユーザーがわざわざ買い替えてまで欲しいと思わせるほどの魅力がAndroidと比較すると劣る可能性があります。
だからこそAppleとしては売上を伸ばすためにも何か活性剤が欲しいという流れになります。
安いiPhoneが必要。
少なくとも今までの市場で多少デザインやスペックを変更したとしても活性剤にはなりにくい。だからこそ新しい市場を見つけるしかないという流れになってきますが今回の情報によると発展途上国に進出するためにも廉価なiPhoneが必要だと指摘しています。
直近の情報からもAppleは次期iPhone SEの準備をしている可能性が高いと言われていますが、それでもやはり価格は$400前後になる可能性がある。少なくともフラッグシップと比較すれば安いことに違いはないですが発展途上国には中華メーカーが進出しており、iPhone SEより大容量のバッテリーに大型ディスプレイを搭載した上で$150程度で売られていることを考えるとインパクトにかけます。
だからこそiPhone SEより更に安い廉価版を準備する必要があると指摘していますが、これ以上安いiPhoneを出した場合にAppleのブランドイメージが壊れる可能性もあります。
少なくともiPhone SE/2022を見ると時代遅れのデザインに時代遅れのスペックで価格もそこまで安くないと売上は不調だった。中華メーカーと比較するとAppleは廉価版の見せ方が下手に感じるので苦戦するかもしれません。
今回の指摘通りiPhone SEより安いモデルを地域限定で販売するのか難しいところですが売上確保のためにブランドイメージを崩してしまうのか気になるところです。
