従来Sonyは他社と異なり年に2種類のフラッグシップを発表するのではなく半期ごとにフラッグシップを発表していました。例えばSamsungで見ると上半期にGalaxy Sシリーズで下半期にGalaxy ZシリーズやGalaxy Noteシリーズを発表していました。
ただSonyは上半期にXperia XZ2シリーズを発表して下半期にXperia XZ3を発表するなどアップデートサイクルが早すぎてユーザーからの評判はあまり良くなかった。
だからこそか2019年に登場した現行シリーズでは改善されましたが、Samsungで例えると上半期にGalaxy S24 Ultraが発表されて下半期にGalaxy S24が発表されているような感じになっています。
今回RedditにおいてXperiaのアップデートサイクルについて興味深い投稿がされていたので簡単にまとめたいと思います。
2年周期に変更すべき?
今回SonyはXperiaのアップデートサイクルを2年周期に変更するべきだと投稿されていることが判明。さらに2年周期に変更することで以下のようなメリットがあるとしています。
各リリースを2年間所有する価値のあるものにする:ベースはすでにこれら、優れた手動カメラシステム、拡張可能なメモリ、ヘッドフォンジャック、ユニークなフォームファクタです。大多数のユーザーは携帯電話を2年以上保管しているに違いない。
これにより、6か月ごとにソフトウェアを段階的に更新する時間が生まれます。オートカメラ(AI写真?)強化することができます。バッテリーとパフォーマンスの最適化と同様に、新しいリリースに再び焦点を合わせるためにソフトウェアチームの気をそらすのではなく。
これにより、マーケティングおよび流通チャネルが強化および最適化される時間が生まれます。流行語や毎年の誇大広告リリースサイクルを追いかけないでください。代わりに、あなたのニッチに焦点を当て、世界中でそれらに到達し、1年前にリリースされた電話が最新のサムスンのシュマック電話よりもまだ優れている理由を教育してください。
スマートフォン市場が飽和期に入っていることを考えるとSonyのような体力のないメーカーは毎年アップデートするのではなく2年かけて丁寧に新製品を開発した方がいいのかもしれません。
また扱う製品が少なくなればアップデートサポートに要するコストも現状よりは抑えやすくなるので結果的に長くなるかもしれません。
もちろんデメリットもある。
2年周期に変更すればメリットもありますが、何方かと言えばトレンド追わない今のニッチ戦略を継続するのであれば相性がいい。一方で直近の情報をみる限りXperia 1Ⅵではより一般向けのコンセプトを採用するとの噂もあります。
そうなってくると相性が悪い可能性が高いです。さらに既存ユーザーからすれば毎年新型は必要ないと思うかもしれませんが、新規ユーザーの獲得という面では毎年新型がないと機会ロスになる可能性もあります。
また当たり前の話ですが多くのユーザーが同じタイミングで機種変更しているわけでもなく、自分が機種変更したいタイミングで最新機種がないとなった場合は他社を選ぶ可能性があります。
やるとしてもiPhone SEのように廉価モデルのみにしてフラッグシップは結局のところ売り上げを考えると毎年出すしかないのかもしれません。