以前よりGoogleはスペックで競争しているのではなく、他社と比較するとハードは遊び心があった印象を受けます。特に顕著だったのがPixel 4シリーズで電池持ちは最悪でしたがハードは非常に面白く他社と比較しても異質でした。
今回Android PoliceによるとPixel 9ではPixel 4のあの機能を復活させるべきだと報告しているのでまとめたいと思います。
復活すれば面白い。
今回同サイトはPixel 9シリーズで期待することに言及しており、その一つとしてPiel 4シリーズで搭載されたSoliレーダーの復活を指摘しています。
エアージェスチャー機能に対応するためPixel 4シリーズはSoliレーダーを搭載したお陰でスワイプをしたり曲をスキップしたり、動画の再生を停止したりアラームを止めたりなどジェスチャーでできるようになりました。
少なくともこの機能が実用的だったのか不明ですが、同サイトがSoliレーダーを搭載していた大きなメリットの一つとして3Dの顔認証に対応していたこと。
今や3D顔認証を搭載している機種はAndroidで見れば超限定的で、Pixelで見ても2D顔認証に対応しています。GoogleはPixel 7シリーズからイDPAFに対応したインカメラ+Google Sensorの処理性能を組み合わせで2Dながらも顔認証のセキュリティを強化しています。
ただAppleのiPhoneのように専用センサーを搭載している機種には結局及ばないという感じです。またインカメラが認識できないと始まらないので、真っ暗の環境などでは2Dの顔認証は使えません。
ただiPhoneのFace IDなど3D顔認証は赤外線でユーザーの顔を認証するため照度関係なく使うことができます。ただ3D顔認証に対応するために各種センサーを搭載するためベゼル部分が太くなりがちでiPhone 15シリーズも以前のノッチと比較すればマシですが大きめのパンチホールデザインを採用しています。
対応する可能性は低い。
ただ実際のところPixel 9シリーズで復活する可能性があるのかと言われればリークしているPixel 9シリーズのデザインを見ても従来のパンチホールデザインを採用しています。
つまり顔認証用のセンサーを搭載しているとは思えないので非対応の可能性が高いです。また搭載するセンサーが増加すればコストも増加するので価格にも影響を及ぼす可能性があります。
またSoliを仮に使うとしても、当時インドでは政府や軍が使っている周波数ということもあり許認可がおりず。結局インドでPixel 4シリーズは発売されておらず日本での対応も発売から半年とだいぶ遅れました。
結局地域によって共通の体験を提供出来ないとなると難しいところです。一方でGoogleはPixel 9シリーズではGoogle Tensor G4を搭載することで顔認証のセキュリティは強化してくる可能性があります。
また最近は顔認証に対応しているアプリが増えてきているので汎用性も拡大してきている。ただGoogleがセキュリティに拘るなら光学式画面内指紋センサーではなく超音波式を採用してほしいところ。
地域によって光学式と超音波式のどちらがセキュリティ的に優れているのか見解が異なるみたいですが、スマホ市場でみると超音波式の方が優れている印象を受けます。
少なくともSoliを復活出来ずともGoogleが今後どのようにセキュリティを強化してくるのか気になるところです。