2023年第4四半期にSamsungはGalaxy Z Fold 5とGalaxy Z Flip 5の売り上げ不振からも折畳式機種市場でシェアを大きく落としていることが判明しており、2024年第1四半期にはついにHuaweiに抜かされる可能性があるとの予測。
それだけSamsungにとって厳しい状況となっており今後何かしらの大きな動きが必要となってきます。その中で今回SamMobileによるとSamsungはGalaxy Z Fold 6の廉価版を追加する可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
0程度になる可能性も。
以前よりGalaxy Z Fold 6では廉価版が追加される可能性があるとの予測もあれば、その後の情報では逆に上位モデルが追加される可能性があると情報が錯綜しています。
少なくともGalaxy Z Fold 6には2種類のコードネームが存在していることからも2つのタイプで登場する可能性がありますが、新たに追加されるのが廉価モデルなのか上位モデルなのか不明です。
そして今回の情報によるとSamsungはGalaxy Z Fold 6で廉価モデルを追加するとの新たな情報が出てきたとしています。ちなみに事前情報では$1000~$1200程度になると予測されていましたが今回の情報では$800程度になる可能性があるとしています。
アメリカにおいてGalaxy Z Fold 5の価格は$1799であることからも今回の情報通りであれば$1000も安くなることに加え、Galaxy S24と同じ価格設定になることに。
正直ここまで一気に安くすることができるのか非常に気になるところで、Galaxy Z Fold 6の廉価版がここまで安いのであればGalaxy Z Flip 6に廉価版を追加するとなった時に$599前後にしないとバランスがとれないので流石にこの価格は厳しいのではないかなと思います。
スペックはあまり変わらず。
また今回の情報においてGalaxy Z Fold 6の廉価版のスペックについてRevegnus氏が以下のようにポストしていることが判明しました。
According to reports from Sisa Journal e, Samsung plans to launch an entry-level foldable targeting $800.
This product is expected to have lower specifications than flagship products in terms of application processor, display, battery, etc., but the camera specifications are…
— Revegnus (@Tech_Reve) March 18, 2024
少なくともSoCやディスプレイにバッテリーなどはスペックが控えめになる一方でカメラに関してはGalaxy Z Fold 5と同程度になる可能性があるとしています。
現時点でこの廉価版の正式名称は不明で、Galaxy Z Fold 6 FEのような感じで出てくるのか、それともシリーズを変えてGalaxy A Foldのような感じで出すのかも不明です。
何よりSoCはコストカットのために型落ちのExynos2200を搭載する可能性もあれば、S-Penに非対応との噂もあるのでGalaxy Z Fold 2の時折目がひどく燃費も悪く暗いディスプレイを採用するという流れになるのかもしれません。
何より折畳式機種でコストがかかるのはヒンジとディスプレイなのでこの2つのコストを大幅に抑えることができれば価格を下げることはできると思いますが、その分端末の完成度も下がる可能性があります。
価格だけが問題なのか。
現状折りたたみ式機種で廉価版はほとんどないため興味があっても手をだせないユーザーがいるのも事実です。そのため廉価版を追加すれば新規ユーザーが購入してくれる可能性があるので結果販売台数は伸びる可能性があります。
とはいえGalaxy Z Fold 5やGalaxy Z Flip 5はアメリカで見れば据え置きで国内で見れば前モデルより安くなっています。それでも売り上げが伸びていないことを考えると価格だけが問題ではないようにも感じます。
あくまでも廉価版と別軸で考える必要がありますが、結局ユーザーの不満を改善しない限り、廉価版の追加はその場しのぎという感じで、結局はSamsung以外のメーカーにユーザーが流れるだけのようにも感じてしまいます。
何よりGalaxy Z Fold 6がどのような仕上がりになるのか非常に楽しみです。