Googleは先月中旬よりAndroid15の開発者向けプレビュー版の配信を開始しており、合わせて6月のFeature Dropのβ版であるAndroid 14 QPR 3の配信を開始しています。
世代は違えど最新のβ版の配信が開始されたたことで見えてくるのは今後追加される新機能です。今回Android AuthotriyがPixelのディスプレイ出力に言及しているので簡単にまとめたいと思います。
発表当時に無効化された。
Android10でGoogleはデスクトップモードに対応させたとはいえ現状は開発者向けオプションのみで有効化することが可能と正規対応しているとは言えない状況。
とはいえ他社の機種はUSB-Cを通して外部出力ができる機種が多いですがPixelは依然として対応していません。以前よりGoogleがデスクトップモードの開発を進めていることが明らかになっています。
デスクトップモードの一つの機能扱いにしているという意味なのか。それとも開発進捗をある程度揃えているのか不明ですが、発表当初のGoogle Pixel 8シリーズのデモ機はDisplay Port Alternate モードに対応していたと言われていますが製品版では無効化されています。
ただ先日より配信が開始されたAndroid 14 QPR 3 β2でGoogleはPixel 8シリーズ限定でDisplayPort Alternateモードを有効化しており、USB-Cを介して外部ディスプレイに出力することが可能になっています。
ちなみに現時点での仕様で見るとUSB-Cを接続するだけでミラーリングされる流れに。一方で強制デスクトップモードを有効化すると内蔵のデスクトップモードが表示されるとしていますが、かなり剥き出しの状態で不完全だとしています。
Android15で実装される可能性も。
少なくともAndroid 14 QPR3 β2でDisplayPort Alternate モードを使えていることからも早ければ6月のFeature Dropで対応する可能性もありますが、そもそもGoogleがAndroid 14 QPR 3の段階で有効化することを意図していたのかも不明としています。
大きな転換期になる可能性があるのはやはりAndroid15のタイミングかつPixel 9シリーズという感じ。現在判明している新機能の一部はPixel 8シリーズでテストしているとはいえ実装されるのはPixel 9シリーズからになると予測されているものもあります。
とはいえPixel 8シリーズはDisplayPort Alternateモードにそもそも対応しておりソフトによって無効化されていたので今後アップデートで対応できる可能性は十分にありえます。
一方でDisplayPort Alternate モードにそもそも対応していない既存のPixelに関しては以下のような対応になる可能性があると指摘。
古いPixelの携帯電話はDisplayPort代替モードをサポートするようにアップグレードすることはできませんが、ディスプレイを外部画面にミラーリングすることは可能であることも注目に値します。特別なDisplayLinkアダプターをPixel電話に接続して、ディスプレイ出力を有効にすることができます。
これらには、画面を記録し、圧縮し、標準のUSB周辺機器であるかのようにDisplayLinkアダプタにデータを送信するアプリを電話にインストールする必要があります。その後、DisplayLinkアダプタは、データをHDMI対応デバイスが読み取ることができるビデオに変換します。
Android Authority
あくまでも周辺機器なしで使えるようになるのはPixel 8シリーズからの可能性があり、本格的に対応するのは今年の後半に登場するPixel 9シリーズやPixel Fold 2という流れになりそうです。
何よりYouTubeのコメント欄でもディスプレイ出力が出来ないのが大きなデメリットとの声もよく見たので今後対応すればより多くのユーザーがPixelに興味を持つかもしれません。