Pixelは最高でシェア5位獲得。2024年第1四半期折畳式機種市場は荒れ模様

2019年はGalaxy FoldにHuawei Mate Xが登場したことからも折畳式機種元年と言われており、それ以降グローバル市場で積極的に折畳式機種を展開してきたのはSamsungとHuaweiという感じです。

ただその後XiaomiやOppoにvivoなど中華メーカーを中心に参入しており、2023年にはGoogleやOnePlusが市場に参入したことでグローバル市場で折畳式機種のシェアが少しずつ拡大しています。

今回DSCCが2023年第4四半期と2024年第1四半期のメーカー別シェアに言及しているのでまとめたいと思います。

2023年第4四半期。

Source:DSCC

今回同サイトが2023年第4四半期における折畳式機種市場の調査結果を公開していることが判明しました。まず全体で見た場合に前年対比で33%の増加で420万台出荷したとしています。

またメーカー別でみるとSamsungが第2四半期対比で大きくシェアを落としながらも首位を維持した一方でHuaweiとHonorがシェアを拡大しています。

今回の調査結果によると第4四半期だけで23種類の折畳式機種が発売されており、Galaxy Z Flip 5がベストセラーとされており、Samsungがシェア1位を維持するのに大きく貢献している可能性があります。

2024年第1四半期

一方で同サイトによるとSamsungが第1四半期に新製品がないことに加え、HuaweiはHuawei Mate X5に加えHuawei Poket 2を導入にしたことでHuaweiが折畳式機種市場で初めてシェア1位を獲得する可能性があるとしています。

少なくとも同サイトの推測ではHuaweiが40%近くのシェアを獲得する一方でSamsungは20%程度まで落ちるとしています。ちなみにHonorに関してはグローバル市場でHonor Magic V2やHonor Magic V2 RSRをグローバル展開していますがシェアが落ちるとの予測からもグローバル市場での売上はそこまで強くなくあくまでも中国市場での売上に依存していることになります。

ただSamsungは第2四半期でシェア1位に返り咲き2024年通期で見た場合もシェア1位を獲得する可能性があるとしています。一方でOppoやvivoに関してはFlip型の導入をやめることから今後シェアを落とす可能性があることに言及。

とはいえOppoとOnePlusでは実質同じ機種を発売していることを考えると折畳式機種市場の中でそれなりの存在感があることになります。

Googleは販路拡大が重要

Googleは昨年の6月にイギリス/ドイツ/アメリカで同社初となる折畳式機種であるPixel Fold 2を発売しています。改めて今回のシェアを確認すると第2四半期はHuaweiやSamsungなどに続いて第5位のシェアを獲得しています。

3位のvivoや4位のOppoとかなり離れていますが僅か3カ国でしか発売されていない機種が5位を獲得できたことを考えると今後発売地域を拡大するのが重要になってきます。

事前情報からもGoogleは今年の後半にPixel Fold 2を発表すると予測されておりデザインは刷新に。まだまだ分からない部分が多いとはいえ初代よりは圧倒的な完成度の高さを誇る可能性があります。

とはいえ下半期はSamsungにHuaweiにOppoなどが新製品を導入してくる時期でもあり、その中で存在感を示すには販路の拡大が重要になってくると思います。

Pixelの販売地域で見ればPixel Foldの販売地域は6分の1程度なので、後継機種ではどうマーケティングしてくるのか頼みです。

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