国内の大手キャリアが発売しているミドルレンジといえばPixel 7aにGalaxy A54 5GにXperia 10Ⅴという感じで、Xperia 10Ⅴは電池持ちが圧倒的だけどパフォーマンスは低めでPixel 7aはパフォーマンスが高めだけど電池持ちが悪いと丁度いい機種がいない。
その中で期待値が高まっているのが先日発表されたNothing Phone (2a)です。今回GSM ArenaがNothing Phone (2a)のバッテリーテストの結果を公開していることが判明したのでまとめたいと思います。
Pixel 7aの約2倍。
執筆時点でGSM ArenaはNothing Phone (2a)のレビュー記事を公開していませんが今回バッテリーテストの結果を先に確認できることが判明しました。
機種名 | スコア |
Nothing Phone(2a) | 15時間53分 |
Nothing Phone (2) | 14時間21分 |
Pixel 8 | 11時間17分 |
Pixel 8 Pro | 11時間14分 |
今回同サイトが公開したスコアを確認すると「15時間53分」であることを確認できNothing Phone (2)よりも電池持ちが優秀であること。
さらに同サイトはバッテリーテスト2.0を始めて半年も経過していないため一部機種しか新しいテストでのスコアになっていないとはいえ執筆時点で7位と電池持ちはかなり優秀です。
ちなみにPixel 7aに関しては新しいバッテリーテストのスコアが公開されておらず以前の方式であれば「76」のスコアを獲得しています。
そしてGalaxy S23 Ultraを例に見ると以前の方式のスコアでみると「126」で最新方式でのスコアは「13時間24分」です。Nothing Phone (2a)のスコアはGalaxy S23 Ultraより2時間30分近く優秀であることを考えると以前の方式であれば「150」近くのスコアを獲得していた可能性があります。
そうなってくるとNothing Phone (2a)はPixel 7aの2倍近くの電池持ちを実現していることになります。
スペック的にはおすすめしやすい機種に。
Nothing Phone (2a)のライバルとなるのは今後正式発表される可能性が高いGoogle Pixel 8aになると思いますが、今回はPixel 7aとざっくり気になるポイントを比較してみたいと思います。
スペック | Phone (2a) | Pixel 7a |
アップデート | 最大3年 | 最大5年 |
RAM | 8/12GB | 8GB |
ROM | 128/256GB | 128GB |
SoC | Dimensity7200 Pro | Google Tensor G2 |
防水/防塵 | IP54 | IP67 |
ワイヤレス充電 | × | ◯ |
N79/B21 | × | ◯ |
あくまでも搭載SoCのパフォーマンスだけで見ればほぼ同等という感じで、ライトユーザーにとってはカメラやディスプレイなどの詳細な違いよりもサクサク動くかの方が重要でほぼ同じという感じです。
むしろNothing Phone (2a)にはRAM12GBモデルがあるので安定しやすい可能性も。一方で防水性能はちょっと気になる部分でNothingによるとコストカットのために試験を通していないだけで実質IP68相当はあるとしています。
とはいえスペックで対応していないことに違いはないのでPixel 7aの方がまだ安心かもしれませんが耐久性全体でみた場合はNothing Phone (2a)の方が優秀かも。
やはりNothing Phone (2a)は対応バンドからも国内に最適化しきれていませんが今回からはFelicaに対応。さらに価格が4万9800円から購入できると考えるとかなり魅力的な機種になると思います。