AppleはiPhone 12シリーズでマグネットタイプのワイヤレス充電方法であるMagSafeを導入。従来のワイヤレス充電だと充電器に置いた状態で本体をしっかり使うことは難しかったですがMagSafeは背面に充電パットをくっつけることができるので有線充電のように取り回しがいい。
またMagSafeのために本体に内蔵されたマグネットを利用することでアクセサリーにもかなり幅が出たことが大きなメリットの一つです。そして昨年にはAppleと共同開発されたQi 2が正式発表されており一部噂によるとPixel 9シリーズが採用するとの予測。
今回Phone ArenaがPixelやGalaxyなど一部スマートフォンのワイヤレス充電に言及しているのでまとめたいと思います。
中華メーカーを中心に50Wを超える。
中華メーカーを中心に有線充電だけではなくワイヤレス充電の速度も改善しており、まず主要な機種のワイヤレス充電の速度をまとめると以下のようになります。
機種名 | 充電速度 | 充電時間 |
iPhone 15 Pro Max | 15W | 約120分 |
Galaxy S24 Ultra | 15W | 約120分 |
Pixel 8 Pro | 23W | 約120分 |
Huawei Mate 60 Pro | 50W | 約60分 |
vivo X100 Pro | 50W | 約60分 |
Oppo Find X7 Ultra | 50W | 約60分 |
OnePlus 12 | 50W | 約55分 |
日本で発売されているGalaxyやiPhoneで見ると最大で15Wになるので決して充電速度が速いとは言えない状況にあります。また今回の一覧にありませんがXperia 1Ⅴも最大で15Wと言われているので充電速度も似たような感じです。
一方でPixel 8やPixel 8 ProはPixel Standを使うことで充電速度が強化されますが、逆にPixel Standを使わない場合は通常のQiでの充電になることからも最大で12Wになります。
少なくとも国内で発売しているメーカーの機種はあまり充電速度が速いという感じではありません。
Xiaomiが現状最速に?
一方で中華メーカーの多くの機種は最大50Wと速いですが、同サイトによれば独自規格を採用していることからも専用の充電器が必要で普遍的な数字とは言えないと指摘しています。
とはいえその中でも最も速いのがHonor Magic 6 Proとしており最大66Wのワイヤレス充電に対応しています。充電時間は45分前後で5600mAhのバッテリーを充電できるとなれば十分なスピードに感じます。
一方で今回の同サイトの指摘は間違っていると思っており、現状最速なのは最大80Wに対応しているXiaomi 14 Ultraだと思います。もちろん独自規格なので専用のワイヤレス充電器が必要になります。
中国版のXiaomi 14 Ultraのバッテリー容量は5300mAhに対してグローバル版は5000mAhに変更されていることからも充電速度も変更があると思いきやグローバルサイトを見ると「80W」という記述があります。
なので充電速度は大陸版と一緒でバッテリー容量が減った分充電速度は大陸版より速いと思います。リーカーによると中華メーカーは50Wや80Wに対応したマグネットタイプのワイヤレス充電の準備を進めていると言われています。
この感じだととGalaxyやPixelにiPhoneはQi 2がメインになったとしても、中華メーカーはより充電速度が速い独自規格の採用を継続するのかもしれません。