一部情報によるとGoogleは2023年に1000万台出荷したことが明らかになっており、SamsungやAppleと比較すればシェア率は圧倒的に低いとはいえ、着実にシェアを拡大していることに違いはない。
一方で2023年第1四半期だったと思いますが世界で最もPixelが出荷された市場が日本であることが判明。それだけGoogleにとって日本市場はかなり重要な地域になっています。
今回IDCによるとGoogleが日本市場で爆発的な成長を遂げていることに言及しているので簡単にまとめたいと思います。
2023年第4四半期は前年対比でマイナスに。
まず2023年第4四半期における市場調査結果を確認すると出荷台数は828万台となっており前年対比で2.4%の減少。なので2023年全ての四半期で前年対比でマイナスという結果に終わったとしています。
ちなみに2023年第4四半期のみ出荷台数が800万台を超えたとしており、新型iPhoneの発売が大きく影響している可能性もあります。
メーカー | 出荷台数 | シェア率 |
Apple | 446万台 | 55% |
SHARP | 96万台 | 11.4% |
91万台 | 11.0% | |
Samsung | 40万台 | 4.8% |
京セラ | 39万台 | 4.7% |
改めて確認するとAppleのシェアが圧倒的に高いことを確認することができます。
Googleが驚異的な成長を遂げる。
さらに今回2023年通期におけるメーカー別のシェアは以下のようになります。
2023年国内スマートフォン市場上位5社の市場シェアおよび前年比成長率 |
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社名 | 2022年市場シェア | 2023年市場シェア | 2023年前年比成長率 |
1. Apple | 49.0% | 51.9% | -6% |
2. Sharp | 10.6% | 10.9% | -9% |
3. Google | 1.5% | 10.7% | 527% |
4. Samsung | 9.1% | 6.3% | -39% |
5. Kyocera Group* | 5.3% | 5.4% | -9% |
5. Lenovo* | 10.9% | 5.4% | -56% |
Others | 13.6% | 9.4% | -39% |
Total | 100% | 100% | -11% |
改めて確認するとGoogleがシェア10%を達成しており3位にランクイン。さらに前年対比で見れば527%と驚異的な成長率を誇っていることを確認することができます。
一方でSamsungに関して2023年は割と積極的なマーケティングをしかけていた印象ですが成長率で見ると39%の減少と厳し目の結果になっています。
ちなみに出荷台数を確認すると以下のようになります。
出荷台数 | |
Apple | 1558万台 |
SHARP | 326万台 |
322万台 | |
Samsung | 188万台 |
京セラ | 163万台 |
Appleが圧倒的なのはいつものことですが、一方でGoogleとSamsungに大きな差があります。そしてSonyに関してはその他に含まれるくらい出荷台数はかなり厳しい状況になっているのかもしれません。
何よりSamsungはGalaxy S24シリーズでどれだけ売り上げを伸ばすことができるのか。GoogleはPixel 8aやPixel 9シリーズで成長を維持することができるのか気になるところです。